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まぼろし万国博覧会 (ちくま文庫)
 
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まぼろし万国博覧会 (ちくま文庫) [文庫]

串間 努
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

1970年4月から9月まで半年間にわたって開かれた大阪万国博覧会。総入場者は6000万人を超え、1日最高入場者数も82万人を数えた。大阪万国博覧会は戦後日本の復興と明るい未来像を国の内外にアピールする国家的イベントのはずだったが、蓋を開ければ大混乱。 本書は、高度成長時代のレジャーの頂点「大阪万博」を、著者の前著『まぼろし小学校』と同じく、アンケートと取材、膨大な資料を駆使して紙上に再現する。全体は7章に分かれ、第1章「万博カウントダウン」では万博好きだった日本政府の開催への悲願の歴史を、第2章「メインゲート・オープン!」では開幕直後の混乱の様子を、第3章「海外パビリオン」、第4章「エキスポランド」、第5章「国内パビリオン」、第6章「シンボルゾーン」では会場内の観光をし、最後に第7章「人類の宿題」を考えることで本書を総括する。また「体験手記」や「万博事件簿」などのコラム、当時の写真やグッズはもちろん、児童画や家族写真もふんだんに使って、近代最初で最後のスーパーイベントを臨場感を持って読者に追体験してもらう工夫を凝らしつつ、万博の時見た夢と今の現実を比較、あれから28年後の「今」を浮かび上がらせたい。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

昭和45年3月、高度経済成長まっただ中。大阪に世界がやってきた。「人類の進歩と調和」をテーマに、広い会場に並ぶパビリオンは、さながら未来都市。動く歩道や縦横にめぐらされたモノレール。初めて見る外国人。空中ビュッフェに月の石、人間洗濯機に音楽を演奏するロボット…。日本全国津々浦々から、のべ6400万人の入場者を集めた、一大イベント「エキスポ’70」のすべて。

登録情報

  • 文庫: 391ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2005/04)
  • ISBN-10: 4480420789
  • ISBN-13: 978-4480420787
  • 発売日: 2005/04
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 520,683位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
万博は面白い 2002/1/21
形式:単行本
大阪の万国博覧会が開催されてから32年という時間が流れました。
修学旅行や、遊園地、リゾート施設等に行くたびに大阪での「EXPO'70」とはどんな博覧会だったのだろうかと疑問を持っていました。
そして、一冊の本と出会うことになりました。それがこの「まぼろし万国博覧会」。

技術の発達した現在でもこの本の内容はとても新鮮なものとして目の中に飛び込んできます。当時のパビリオンの説明の他に、「万博の事件簿」という裏話的な内容も盛り込まれており、当時あまり普及していない様式トイレに対応しきれていない日本人の面白エピソードや、まだあまり親しまれていなかった外国からの食べ物など、一つ一つの内容がとても面白いものばかりです。

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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しんのじ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:単行本
カバーイラストはいまいちイカさない気もするが、膨大なアンケートや文字情報により、1970年(昭和45年)、大阪で開かれた万国博覧会をさまざまな角度から回想、というよりむしろ、一冊の本の中に再現しようと試みている力作であり、その分量やエネルギーに、ひたすら圧倒される。

思えば、60年代中盤あたりから徐々に、それまで上昇を続けてきた日本という国の下降は始まっていたのだろうが(69年、そして71年以降の時代の気分を思えばなおのこと、そう思わざるをえない)、ほんの一時的な気分であったにせよ、それがフワッ、と、ふたたび持ち上がったように、日本中の人々に思い込ませることに成功したというその一点のみをとっても、この万博というイベントの持っていた、とてつもないパワーを痛感してしまう。
大阪万博――、今ではもう遠い過去の出来事だし、今のところ、こんな《未来》は訪れてはいないが、ここにある《未来》へのあこがれは、決して色あせてはいないと、オレは信じている。

追記:文庫版も出ているが、とにかく活字だらけの本なので、読みやすさからいくと単行本版がおすすめである。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By あぶはち VINE™ メンバー
形式:文庫
1998年に小学館から発行された単行本の文庫版。愛地球博開催の年に文庫化されたのは、偶然ではないでしょうね。
1963(昭和38)年生まれの私にとって、『EXPO70』というワードは本当に特別な意味があります。それは、今は亡き父との思い出であり、ガスパビリオンの映画であり…、実はそれ以外は何一つ覚えていないのに、心に深く刻まれていることが、今更ながら驚きです。
第七章の最後に書かれている『日本万博というのは、「戦前・戦後」という捉え方をするのと同じくらい、時代の節目を表すイベントである』という一文。なるほど私も若い方々に対し「えっ!万博を知らんの?」「えっ!万博の後に生まれたの?」という言い方をよくしますもの。
これを読んで、記される記録や数字から万博がイメージできるとは、正直思えません。むしろ逆に著者の立場に立って、これだけのエネルギーを傾けて、それこそ全身全霊を注いで、これだけ精細な本を著す。万博というのはそれに値するイベントだったんだ、ということが、万博を知らない世代の方々に伝わればいいなと思います。
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