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40 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
不思議な二人がコンビの連作短編集,
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レビュー対象商品: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) (文庫)
三浦しをんさんの文庫最新刊です。箱根駅伝を描いた「風が強く吹いている」で更に爆発的に知名度をあげた彼女ですのでいまさら紹介をしなくてもいいかと思いますが、彼女は作品や内容によって文章のスタイルががらりと変わる方です。シリアスなタッチから軽妙なもの、そしてエッセイでの破壊力満点の語りのスタイルまで自由自在にタッチやスタイルがかわります。 本書は、その中ではわりあいとかっちりとしたスタイルで書いた小説になると思うのですが、基本設定と話の運びがユーモアたっぷりなので、読みやすかったです。 主人公は、多田というバツイチの便利屋と、真冬の寒い日にバスのベンチで再会したかつてのクラスメートの行天。二人は、さして親しかったわけではなく、むしろとある因縁があって卒業してから一度も会ったことがなかったのですが、再会したその日からずるずるとコンビを組むことになります。やむなく、仕方なくコンビを組んだ多田は行天の変貌ぶりに首をひねります。学生のときは無口で学校では一言も話さないものの勉強もスポーツもできるデキスギくんだった行天は、大きくなったら、何故だかだらだらとしていて、住む家もなく着のみ着のままで、真冬なのにサンダルしかはいていないような変な大人になっていたからです。多田は、そんな彼にイラっときたり呆れたり嘆いたりしながらも一緒に事務所兼自宅で共同生活を営みます。 そんな彼らがいくつかの事件を解決していくうちに、二人の抱えた過去や想いが明かされていく連作短編集という体裁の本書。コンビ探偵もの特有のかけあいの面白さや、一つの事件をめぐる考え方の違いや、絶妙のコンビプレーなどもしっかり楽しませてくれますし、連作全体を通じて二人がじょじょに気持ちの交流を深めていく過程等もしっかりと描かれていて楽しめます。 三浦しをんさんの著書で、男性二人の共同生活、と紹介すると違うものを想像(ひらたくいえばBL)するかも知れませんが、そういう要素はないですので、そちらを毛嫌いする人も安心して読んでいただけます。 本当に面白かったです。 この作品、うまく映像化できたらいい映画原作になるんじゃないかなと思います。
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
楽しめました。,
By もが (愛媛県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: まほろ駅前多田便利軒 (単行本)
駅前で便利屋を営む多田とそこに転がり込んできた行天の1年間を描いた作品。 飄々とした行天のおかげで、いろんな厄介ごとに巻き込まれる多田だけど それが悪くない結果を生んでるから不思議です。 マンガのように個性の強いキャラクター設定と ゆる〜い感じのストーリー展開がなかなか楽しい。 そのうちドラマで見てみたい感じがします。
25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
面白い、だけど女子が書いた男の物語という感じがします,
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レビュー対象商品: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) (文庫)
多田と行天の関係が、女子っぽいのが最後まで気になります。 べたべた感が漂うように思われて、 落ち着きませんでした。 男の人間関係(友情)はもっとぼんやりと曖昧なものだと思います。 甘えと依存が主人公二人の背景に見え、 それがどこか男女関係に思えてしまいました。 いっそ行天を女性した方が、爽やかに読めます。 脇役も含め、人物造形は確かで、文句なく面白いです。 やっぱり、主役二人の関係は作り込み過ぎだと思います。 女子による男の友情物語に思えた1冊。
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