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まほろ市の殺人 夏―夏に散る花 (祥伝社文庫)
 
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まほろ市の殺人 夏―夏に散る花 (祥伝社文庫) [文庫]

我孫子 武丸
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

真幌市に住む新人作家君村義一の許へファンレターが出版社から転送されてきた。送り主の住所も同じ真幌。執筆に行き詰まっていた君村は、四方田みずきとのメールのやり取りで意欲もわき始め、まだ見ぬ彼女に恋をした。一度は彼女に会うことができたものの、彼女との連絡はとぎれ…。そして、思いを募らせる君村がとった行動が、思いがけない事件を呼ぶ!

登録情報

  • 文庫: 122ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2002/06)
  • ISBN-10: 4396330472
  • ISBN-13: 978-4396330477
  • 発売日: 2002/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 我孫子武丸という人は、いびつな人間心理、そしてそれを‘闇’にしてしまう社会の歪みを描くのが非常に上手い。

 この作品も、そういう歪みが生んだ悲劇を描いている。

 最初は、純粋な想いだった。ところが、その想いに水を差さないための小さな嘘が、後に、大きな悲劇に繋がってしまう。

 この社会は、‘異形’のものを受け入れない。‘異形’の宿命を背負ってしまったものは、その瞬間から、社会の‘闇’になってしまうのだ。

 事件の真相は、ちょっとにわかには理解しがたい。事件そのものも、異形だからだ。

 そんなことあり得るのか、という疑問も浮かぶ。でも、あり得るとしたら、こんな哀しい事件もない。

 短い作品だけど、読み応えはけっこうある。読後感は、とっても切ない。「まほろ市」シリーズの中では、いちばんの傑作じゃないかな。
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切ない 2006/9/15
形式:文庫
まほろ市、という架空の都市を舞台に四人の作家さんが競作する、という企画の夏バージョン。

するするっと読めて、まあおもしろかったです。

登場人物が出揃った時点でなんとなく「こういうことかな」というタネはわかってしまいますが、それでも読みやすさとテンポのよさで退屈せずに読めました。

ただ、小山田の行動や、肝心のみずきの秘密は多少釈然としないものが。

中篇で書くとどうしてもこんな風になるのかな。

あと、クライマックスでのみずきの行動は印象的で切なかったです。

切ないやりきれなさが残る作品でした。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 短編ですが、その分すっきりとまとまっていてサッと読み通せました。「まほろ市」である意味は薄いけれど、夏らしいすがすがしい読後感を得られると思います。

 本格ミステリー小説系作家であり「かまいたちの夜」原作で著名な我孫子氏ですが、恋愛小説的な雰囲気が少し含まれていて(主ではありませんけれど)異色な作品かもしれません。

 しかしもちろんミステリー要素も忘れてはおらず、終盤の、謎が氷解し二転三転する展開は素晴らしいです。鮮やかでした。

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