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まほろばの疾風 (集英社文庫)
 
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まほろばの疾風 (集英社文庫) [文庫]

熊谷 達也
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

時は8世紀末。東北地方には大和に従属しない人々がいた。彼ら蝦夷たちは、自由のために侵略者・大和に敢然と立ち向かう。率いる英雄の名はアテルイ。誇り高き森の民の叙事詩。(解説・細谷正充)

内容(「BOOK」データベースより)

時は八世紀末。東北には、大和朝廷に服従しない誇り高い人々がいた。かれら蝦夷は農耕のために土地に縛られるのではなく、森の恵みを受け大自然と共生しながら自由に暮らしていた。だが、その平和も大和軍の侵攻によって破られる。そして、一人の男が蝦夷の独立を賭け、強大な侵略者に敢然と戦いを挑んだ。彼の名はアテルイ。北の森を疾風のように駆け抜けた英雄の生涯を描く壮大な叙事詩。

登録情報

  • 文庫: 544ページ
  • 出版社: 集英社 (2003/7/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087475956
  • ISBN-13: 978-4087475951
  • 発売日: 2003/7/18
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
私は最初に高橋克彦の火怨を読んですごく感動.しばらくおいて熊谷達也の本書を読んで同じく感動したのだが,どうしても火怨の強い印象が拭えぬためにつらい思いであった.逆に,熊谷達也の本書を最初に読めば,きっと感動したろうに.個人的な読書の順序によって2番目の作品は損をしている.本当は,どっちが先の出版でしょうか.二人の著者はお互いに影響をうけているのでしょうか.
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
中学校の歴史の教科書には載っていなかったものの、副読本の年表には小さいフォントでつつましく載っていた「アテルイの乱」の物語です。実在した人物ではあるものの詳細不明だったアザマロやモレを、それぞれアテルイの父、隣村の大巫女と想定したことで、ダイナミックな時代小説ができあがりました。文庫本の厚さゆえ購入に躊躇したものの、ストーリーの展開がおもしろく、また、登場人物の矜持ある生き方に感動し、誰しもあっという間に読んでしまうことでしょう。表向きスマートな田村麻呂も朝廷内で相当苦労したはずだぞ。

アテルイは、母屋から離れたみすぼらしい小屋で、母が山に祈りつつ生まれたことから話が始まります。いかにも山(森)から生まれた子、と象徴づけたのでしょう。しかし、これはエミシのみでなく、血の穢れゆえ母屋での出産を斎みた、前近代の日本民俗では常套的な行為です。
他にも民俗学的なエピソードがふんだんに織り込まれていますが、柳田国男の「遠野物語」や「山の人生」、中西進らが明らかにした知見を参考にした割には・・・。また、東北、特にヤマセに襲われる岩手の農業は、戦前まではイネよりも雑穀が中心であり、文中に出てくる和賀ではほんとについ最近まで3年に1年はイネが育たないという有様でした(余談ですが1日に5合もの米を食べていた宮沢賢治はたいへんな贅沢者だ)。イネが不作なら急遽ソバを植えて飢えをしのいだそうです。フィクションと割り切ればこれらは瑣末なことですが、僕的には☆4つです。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:文庫
八世紀末の東北蝦夷対大和朝廷との闘い。この題材ではすでに高橋克彦の長編傑作「火炎」がある。ところが、同じアテルイを主人公にしながら、まったく違う小説になっている事にまず驚く。登場人物たちの性格、立場、性別どころか、住む環境、闘う動機付け、全て違っており、同じところを探すのが困難、というよりか、同じところは結局文献に残っている資料部分のみなのだろうと思えた。高橋の著作も非常によかったが、考古学が趣味の私にとっては、こっちのほうがよりリアルである。確かに、当時の蝦夷達の生活はアイヌ民族のそれとあまり変わらなかっただろう。だとすると、最初から東北連合国家があり、アテルイはその首長の息子であったとする高橋の著作には少し無理があっただろう。モレをアテルイの懐刀ではなく、いち村を統率する大巫女で、女性であるとしていて、話を面白くしている。アテルイの少年場面などは熊谷のアイヌ取材、北海道動物取材が活きた独壇場。想像部分と歴史的材料をうまくとりこんで、なかなか小説になり難い古代をうまく料理している。
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心を揺さぶられる
『荒蝦夷』に続いて読んでみた。作品としては、『まほろばの疾風』の方が先に書かれたのだが、内容としては『荒蝦夷』の主人公、アザマロの息子、アテルイの活躍を描く。続きを読む
投稿日: 2009/8/8 投稿者: hamachobi
目に見えぬ者
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投稿日: 2007/12/22 投稿者: 波乗りサラリーマン
読む順番が逆
自分は荒蝦夷を先に読んでいた。資料に乏しい陸奥の物語は色々と想像力を駆使することが出来る。この作品もそうだ。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/16 投稿者: yass
私はこっち。
高橋克彦の「火怨」の後に読みました。
というか、「火怨」に不満が残ったのでこちらも読んでみた。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/13 投稿者: ちー。
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