ことさら切羽詰まった「まな板の上」感もなく正面きって「正論」というにはどうも、という本のタイトルと異なり結構軽い内容の本です。
彼の専門外ともいえる政治や教育などの社会問題についても多くを語っていますが、これらは突飛な理論も多くあまり真剣に読む必要はないかと思います。読後には一応の彼の「人となり」がわかるだけで、この本の価値はそれ以上でも以下でもありません。
でそのホリエモンの人となりですが、その世間的イメージとは正反対に、ビジネスや人付き合いに関しての私利私欲が非常に希薄(であるがゆえに彼はビジネスに成功したのだ!)なばかりか、人が生きていることは単なる自然の摂理の中のごく一部にすぎないんだ、と人生に対して異常なまでに割り切り感を抱いている所が強烈に印象に残りました。
またその読後感こそが、実はこの本を読む前に僕が彼に抱いていた「彼がなぜかつてビジネス界で大成功を収めたのか」及び「彼はなぜ現在宇宙旅行へ興味を持っているのか」の二つの疑問に対する明確な答えを提示する結果になった事はちょっとした驚きでした。