舞台はとある女子高。夏休みを迎える終業式の日。それぞれの事情で学校に遅くまで残っていた5人の生徒が異常事態に遭遇。学校から外へ出られないのだ。
校門から外へ歩いていっても、壁を乗り越えてもなぜか逆戻り。水道や電気は使えるが電話は携帯も含めて不通。幸い食料は購買部等に豊富にある。
孤立した5人は外へ出る方法を探しながらサバイバル生活(という名目のバカンス?)の日々を始める。
そんな中、主人公の真夏は「他の女の子にキスしたい」という衝動にかられて戸惑う。原因は真夏にとり憑いた(?)宇宙人だった。
彼らは肉体を持たない精神だけの種族。逃亡した危険人物を追って地球に来た所、逃亡者が学校に残っていた誰かの中に潜伏してしまった。それを逃がさないために学校を特殊な空間に封じ込め、外へ出られない様にした。
逃亡者を見つける方法は1つだけ。彼がとり憑いている真夏が、他の生徒とキスすること。
「逃亡者は地球人類や文明にも多大な悪影響を与える。早く探し出して欲しい」と頼まれるが、真夏は戸惑うばかり。
だって下級生からは「お姉さま」と慕われ、幼馴染を見るとなぜかドキドキする。意識しまくりでキスなんて出来なかったが・・・
私にとっては意外な掘り出し物でした。
ただ上手く言えないのですが、絵柄や登場人物の造形、ストーリー展開にちょっとクセがあるので、読者を選ぶ作品かもしれません。
全2巻で終わっています。長く続け過ぎなかったのも好感が持てます。
ラストについては意見が分かれるでしょう。私は作者あとがきを読んで「ああ、なるほど」と納得できましたが。
ハッピーエンドではあるので、その点はご安心を。