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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
いやな人ばかり。,
By ガム (横浜) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: まどろむ夜のUFO (単行本)
中短編(?)3作品がまとめられています。いいひとなんか出てきません。 「普通」から嫌な感じにズレている人。の話。 これはこの作者の小説の登場人物のたいていに言えるけど、みんなモラルも感覚も価値観もちょっと素っ頓狂な感じなので、世間体命のわたくしとしては、かなりお近づきになりたくないタイプの人たち。 だから彼らの生活の進み方はわたしの予想を大きく超えていて、小説としてとてとてもおもしろがれた。 駄目人間なのに社会性に囚われているわたしは、あっさりはまってしまいました。 憧れるわけでも軽蔑するわけでもなく駄目なのはやっぱりかっこよくなくて、
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
浮遊する,
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レビュー対象商品: まどろむ夜のUFO (講談社文庫) (文庫)
登場人物はフリーターや契約社員・社会に出る前の大学生であったり身分不安定でどことなしか大人になりきれない情緒不安定を抱えている。まじめに働いている人間がどこかおかしいとも感じる。こういった浮遊感の中で主人公たちが漂い、作者らしい文章表現が魂を明るい場所へ誘ってくれる。 「トンネルの中で交通情報を聞こうとするようにね。・・・・そして次に目を開けた瞬間、色が弾けたんです。僕らを包む緑はありとあらゆる色彩に変わり無限に広がり始めた、この世に存在するあらゆる色があの場所に集まってきたみたいな光景でした。」 10年前の作品だが今の若者たちの心理を伝えているかもしれない。
5つ星のうち 3.0
角田光代さんの初期の作品,
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レビュー対象商品: まどろむ夜のUFO (講談社文庫) (文庫)
もし、主人公と同年代だったら感想は異なっただろう。角田光代さんの作品は、時代を切り取る描写が素晴らしい。 その礎であったと思えば、面白く読めるだろう。 主人公の悩み、無力感、漠然とした不安。 それらが他者からの言葉によって何かに気付く。 若者特有のモラトリアムだ。 模索している様が、読んでいて苦々しかった。 それは、もしかしたら、私自身が悩みもがいていた年頃に もう戻りたくないのに、引き戻されてしまうほど リアルな描写だったからかもしれない。 今の角田光代さんの作品に共感できるのは、 こういった若い頃の作品があるからで、 それはあたかも、人の人生のようだ。 年を取ることはとても面白い。 私も主人公のように、漠然とした不安を抱えて生きていたのだろう。
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