釣というのは、宝くじにも似ている。糸を引き上げてみるまでは
何が釣れたかはわからない。だからこそ、釣り上げる側、釣られる側で
それぞれのドラマが生まれるんですネ。
同作者の「ペンちゃんギンちゃんおおきいのをつりたいね!」という
作品では、釣り上げる側のドタバタがユーモラスに描かれていました。
それに対し本作は、釣られる側のドタバタを描いているので
併せて読むと、さらに楽しめることを保証します。
話しはいたって単純。描かれているのは、釣り人のたらした小さなエサを
めぐる魚たちの抗争。誰かが食べようとすると「まて まてー!」と
さらに大きくて強い魚が現れる。この繰り返し。
いったい全体どこまで続くのか? まずは見てのお楽しみ。
無言のラストシーンには笑った。