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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
1、3、400。,
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レビュー対象商品: まっくら、奇妙にしずか (単行本)
まず、その画力に圧倒される。1本のシャープペンシルと3年の月日、そして400本の芯を消費したと聞けば納得。 しかも、この機械仕掛けの魚といい、不思議な人物といい、 デザインという分野でも観るものを魅了するではないか。 ストーリーは排他的で欲深い人間の本質を風刺した寓話。 しかし全く重くなく、緻密な絵と裏腹にさらりと描かれている。 大人向けだと括ることなくどなたにも隅々まであまねく堪能して戴きたい絵本。 その絵に惚れたフィリップ・プルマンが"Die Abenteuer des Baron von Kraehenschreck" (邦題『かかしと召し使い』)の表紙を依頼したほどのイラストレーター。 ブラティスラバ世界絵本原画展2007年グランプリ受賞作品。 国内で開催される「2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」では この絵本の原画も特別展示され、巡回することも決まっている。 もっとほかのイラストも観たい作家である。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ひも系手動式機械への偏愛絵本,
By cryptomeria (長野県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: まっくら、奇妙にしずか (単行本)
好みは分かれると思いますが、他の追随を許さない強烈なオリジナリティがあります。目を見張るのは、ひもとビス・ハトメ打ちなどによる「用をなさないモノ」の緻密な描写です。それらからは、作者の手動式機械への異常なまでの執着、偏愛を感じます。過剰な細密描写をしたくなる気持ちがわかる人(私も含め)には、作者がこの本の世界を描いている時、とても楽しかったであろうことが容易に想像できます。 見るだけで心がざわめくような、ふしぎな世界を堪能できる絵本です。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
タイトルどおり、「まっくら、奇妙にしずか」な物語。,
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レビュー対象商品: まっくら、奇妙にしずか (単行本)
とある田舎に、一人の奇妙な男が移り住むところから、物語は始まります。町に住む人々は、彼と打ち解けようとせず距離をとり、訝しげに彼の生活を見張りつづける。 田舎特有の排他的な村社会を風刺したような、少し苦い後味の残る物語です。 デジタル全盛の時代に、シャープペンシルで描かれたという絵は非常に緻密で繊細。 この作品は、工業大学の学生だった作者の卒業制作として描かれたモノだそうで、 そのせいかメカニカルなガジェットがたくさん出てきます。 それがまたシャーペンという画材と相性もよく、 男の子ならそれらの機序を眺めているだけで、充分楽しめるのではないでしょうか? 人の暗面を描いた物語でもあるので、カタルシスがあるというより、 少し読み終わった後、内省を促されるような内容です。 なので、少し大きなお子様向け、或いは大人向けでも良いかもしれません。
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