「都市計画」ではない市民による「まちづくり」を提唱し実践してきたカリスマ的存在、田村氏が、日本各地での「まちづくり、まちおこし」のプロセスやその立役者を田村氏の見方を通して紹介している本。例えば、「今では当たり前に見えるようなことでも、誰かが具体的に発想し、実践して時代の流れをつくったからこそ現在がある。実践とは、まだ世間では認められていない時代に、障害を乗り越えて行ったものである」という認識の下、愛媛県の山間の町で、(それまで当たり前であった)コンクリート護岸による河川改修でなく、多自然型工法による河川改修を可能にさせるために住民らが(楽しく面白く)活動、勉強した経緯などが紹介されている。体系だった専門書というより、まちづくりを少しでもやってみたいという市民の気持ちを後押ししてくれる応援団のような本です。