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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
Good,
By
レビュー対象商品: まだ見ぬ冬の悲しみも (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) (単行本)
『神は沈黙せず』の著者による高水準な短編集です。SFの短編集に飢えている方は、買って損はないと思います。どの話も面白かったですが、自分的に最も楽しめたのは「奥歯のスイッチを入れろ」です。恐らくゼロゼロナインやキャシャーンのオマージュだと思うのですが、超絶的なパワーとスピードを持つ者の闘いをリアル?に書くと、こんな問題やこんな現象が起きるのか〜と、和製SFならではの楽しさを感じさせてくれました。 それ以外にも、一風変わったタイムパラドックスを展開する「まだ見ぬ冬の悲しみも」や、別作者の図形を題材にした短編と同系統の「メデューサの呪文」など、SF好奇心を刺激してくれる作品ばかりでした。 著者の『神は沈黙せず』は賛否両論激しいようですが、同作が嫌いだとという方も、SFが好きなら本作は楽しめるのではないでしょうか。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
玄人好みの設定で、SFマニアにのみ推奨,
By MM (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: まだ見ぬ冬の悲しみも (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) (単行本)
山本弘氏のSF小説で、50〜60ページの短編が6編収載されている。はるか未来の地球外知的生命体とのコンタクトをテーマにしたものや、サイボーグもの、現代を舞台にしたタイムマシンもの、ホラーに近いものまでバラエティーに富む。対象はある程度物理学的な専門用語を理解するSFマニアと思われる。同氏の他の短編集とは趣がやや異なる作品。理由は、著者自身も述べているように、過去の作品にないほどとてつもなく荒唐無稽な設定であること、そうでありながら物理学的な説明が非常にマニアックである点。物理学を学んだ者にとっては『そうくるか』という感心や『それだけは絶対にない』というツッコミをいれながら読む楽しみ方ができるが、物理を知らない者にとっては説明がくどすぎてついて来れないように思う。時間軸を逆向きにしてもエントロピーの方向が不変であると仮定した世界などは非常に面白いが、あくまでマニア向けの設定であろう。自分が感じる限り、もっとも面白いSFは、あり得そうな設定で展開するか、物理法則を1つだけ変更して創られる(なるべく簡便な説明で済む)ような世界観をもつ作品ではないかという気がする。 氏の特徴である一般的な雑学にかんする蘊蓄や地球人にたいする客観的な評価はかわらずに満載しており、個人的には大きな不満なく楽しめたが、評価を星3つにとどめた理由は、これを勧められる読者が非常に限定されること。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
気持ちを揺さぶる作品集です,
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レビュー対象商品: まだ見ぬ冬の悲しみも (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) (単行本)
SFが6編収録されています。未来を時代設定にした作品が多いです。宇宙での出来事、地球上で科学の発展によって起こる事件等が題材となった作品が多かったです。いずれも結末で、気持ちを揺さぶられる情緒ある作品でした。科学技術をネタにしたものから、言語を題材にしたものまで、幅広い作品集です。一編、一編、趣向も異なり、飽きさせない作品集でした。 そんなに、技術技術したものでもなく、小難しい理屈の少ないためか、話の展開が上手いためか、文章が読みやすいためか、ずんずん読めて楽しめる本でした。
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