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まだ生きている―我が老後〈6〉 (文春文庫)
 
 

まだ生きている―我が老後〈6〉 (文春文庫) [文庫]

佐藤 愛子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「愛子女史って、ホント、素朴な人なんですねえ…純情っていうのかな?」と青年―いや若造はいった。「ほとんど、カワイイといってもいいほどで」私は黙った。ああ、と長歎息する思いだった。この私がカワイイ?こんな若造にそういわれる日がくるとは!人気不滅の円熟エッセイ第6弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤 愛子
大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 303ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/9/4)
  • ISBN-10: 4167450151
  • ISBN-13: 978-4167450151
  • 発売日: 2009/9/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おみごと! 2011/4/5
形式:文庫
スーパーなどで騒ぎ回る自分の子どもを、店内に響き渡るような大声で叱り上げる母親をよく見かける。そんな時、「公共の場で大声を出すな!」と母親のほうを一喝してくれる年長者がいたらなあと思うことがよくある。これはまさにそんな熱血の人が本になったような一冊だ。

とにかく佐藤愛子が元気である。文章も跳ねている。読んでいると50代の血気盛んなオバサマが書いているのかと錯覚するほどだ。とても(当時)83歳とは思えない。ヨン様に狂騒する平成のオバタリアンに怒りの炎を再燃させられたのに始まり、答えようのない質問をするテレビレポーターに呆れ果てる。

はたまた、孫の無愛想を嘆き、意図不明な報道に終始するマスコミを叩き、拝金主義のホリエモン人気に不愉快さを露にし、事大主義の高野連に噛み付く・・・。歯切れのいい文章でズバズバと世相を切りこむ心地よさは格別だ。各章とも、実にテンポよく話が展開していくのだが、最後にはちゃんと元の筋に帰着して終わる。その筆才は、本書では数少ない褒め言葉を借りていえば「おみごと!」である。

しかし、ただ勢いに任せ、キれてばかりいるわけではない。亡き親友との交遊を切々と綴った「ああ、川上宗薫」をはじめ、愁いを帯びた述懐もあり、読み物として実に奥深い。個人的には「この道は誰もが通る道」など、孫の桃子とのエピソードが、人生幸朗・生恵幸子の漫才を聞いているような味わいがあって好きである。

爆笑し、相槌を打ち、ちょっぴりしんみりしながら、読み終わるとなんだか元気が湧いている。精神のバイアグラ的効能を持った快作である。
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形式:文庫
怒りのパワーで大変面白いエッセイを作り出してきた佐藤さんが、いつの間にか心霊の世界に導かれていたとは、正直びっくりしました、
私は本当かうそかはわかりませんが、彼女が、それなりに苦労をし、ここまで達した、という足跡をあらわしている面白い本だと重いました。
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