"俺tueee!"
雑木林のようなネットの地域でたまに見かけるキーワードです
一定以上の力を持った人なりプレイヤーが、その力を手に気持ちよくなる
そんな状況を示す言葉で 読み方は『俺ツエー!』
基本的にゲームの中での状況なのですが、サブカル系や
ノンフィクション系の本でもよく見かけます。
昔偉い鑑識さんだったとか、裏街道でハクを付けていたなどの
人がそう踏み込めない領域の経験を持っている方
もしくは(詐称の意味はなく)オタクやマニアなど
常人のレベルを超えた知識を持っている方 そういった方たちが
本を出すと大抵後半は「俺ってすごいだろう」なのです
こっちは別にあなたを褒めたくて本を手に取っているわけではないのに。
この本の作者の初見健一さんという方の凄い所は、前述の
オタクやマニアレベルでの物や風景の知識がありながら
一線をわきまえた解説に終始し、最後のページでふっと消えてしまう所
『ああ、懐かしかったな』
読後これで終われる、終わることがどれだけ大事なのかよく分かっておられ
シリーズを通してこれが一貫されています。
これが"俺tueee!"な人の本ならきっと「昔はよかった」など
今を憂う感情をこちらに持たせる文をかなりの頻度で挟んでいるはず
そのつどこちらの気分が曇る可能性を考えもせずに。
それのない「まだある」は安心して昔を懐かしめるシリーズ
どれでも気になったその一冊が お勧めです。