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まずは社長がやめなさい (文春文庫)
 
 

まずは社長がやめなさい (文春文庫) [文庫]

丹羽 宇一郎 , 伊丹 敬之
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

ブックレビュー社

まずは社長がやめなさい
一橋大学教授・伊丹敬之氏と伊藤忠商事社長・丹羽宇一郎氏の対談本。歯に衣着せぬ発言で知られる2人が、リーダーシップ論やコーポレートガバナンスなど、経営の諸問題について語り合う。2人に共通するのは、目標を失ってしまった日本人への苛立ちと、無条件に米国型経営へ移行しようとしている日本企業に対する危機感だ。

 中でも最近、社長報酬をゼロにし、「無給社長」としても話題を集めた丹羽氏の発言は過激だ。一例を挙げるとこんな具合になる。

 「次の社長は1世代くらいスキップさせるつもり」「従業員と株主、どちらが大切かなんて聞くことが、馬鹿げている」「時価総額ランキングなんてくだらない」

 著者ら曰く、これでも本に書かれた内容は、実際の2人の気持ちの60〜70%くらいに抑えめになっているという。となると、実際の対談はどれほど過激だったのかと想像してしまう。

 批判に終始せず、具体的な解決策に踏み込んでいるところがよい。中には「中間管理職による社長信任制度を導入したらどうか」といった提言も盛り込まれている。2人が筋金入りの“ネアカ人間”なせいか、読後感は爽快だ。


(日経ビジネス 2001/04/02 Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「真のエリートを養成し、世代交代を促進せよ!」「恐れるな。変化とは新しいものを獲得することなのだ!」―いま最も注目される異能の経営者と新しい日本型企業のデザインを鮮かに描く碩学が、この国の混迷を突破する英知を披瀝しつつ、向こう百年を見すえる「構想と志」を、白熱の対論のなかに提示する。

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/9/2)
  • ISBN-10: 4167679566
  • ISBN-13: 978-4167679569
  • 発売日: 2005/9/2
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
丹羽さんはみなさんご存知だろう。伊丹氏は注意してNHK等の番組を見ていると、時に深夜の解説番組等に出演をされている。共に、米国通とのことであるが、長幼の序ということであろうか、大半の部分で丹羽氏を伊丹氏が立てる形で討論が続いているように見受けられる。

それにしても、この対談自体は2001年に行われたということであるが、考えてみれば日本のどん底はその後に訪れたわけであり、お二人の忠告はずばり的中したと言えるだろう。

その意味で、平成以降の日本のあり方を反省する意味で、本書は読んでみる価値はあると思われる。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 本書は2001年に単行本で出版されたものの文庫化である。2001年の段階でも読んでみたが 4年経った2005年に文庫で再読した。

 本書の魅力は米国式経営一辺倒の世相に対し 米国勤務/留学の長かった 伊丹氏と丹羽氏が 大いに反論している点にある。日本社会の良さも取り上げ 「米国からの直輸入では安易すぎるし しかもworkしない」という論調は今読んでいても痛快であり お二人のアジテーター振りには感銘を受ける。

 しかも 2001年9月11日のテロと それからの米国の中近東での泥沼を見てきた我々としては 既に米国に対する見方も 全く違う地平線にある。その視線で 本書を再読してみると 米国を過信しない冷静かつ熱情的なお二人の論調は 心地よいものすらある。

 読んでいて元気がでます。

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13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
伊藤忠商事の現役の社長である丹羽氏と、経済学者との対談集である。対談からなる本の中には、珠玉の物も多少はあるが、やはり、作りとしてはイージーなだけに読み飛ばしにも値しない質の低いものも多い。

その点、本書は対談者の一橋教授の自己宣伝臭がやや気にはなるが、やはり伊藤忠の経営改革を陣頭指揮している司令官の本音が聞こえるという意味では、成功している部類だ。

日本社会が安逸に安住しているからこそ変革が出来ないでいるのとパラレルに、日本の企業自身も変革できないでいる。その為に日本も企業もダメになるのではという危機感が丹羽さんの行動の原点だ。

それでは社会も企業もどうしたら変革できるのだろうか。本書にはさまざまな提案が為されているが、それらは机上の空論ではなく、丹羽さんが実際に自ら行ってきたことだけに説得性がある。

曰く、「内部に悪をもて」「スキップ・ワン・ジェネレーション」「社外取締役は役に立たない」「まずアクションを起こしなさい」等々。

米国経験の長い丹羽さんだけに、「経営は英語でやりなさい」「とにかく海外に出て慣れろ」といった国際化提言も多いが、一方、やみくもな、米国流追随や、グローバルスタンダード化には批判的で、日本的資本主義の確立を勧め、又従業員重視の日本的経営を評価する姿勢には賛同できる。

強烈な個性を持ちつつも、日本的の伝統的な良さを認めて行こうという経営哲学には魅力を感じる。

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