今回の松五郎杯開催により、奏者には奏者独自の音がある、同じ曲であるのに、その描き方によって演奏が違うというのが伝わってきました。
ジャンルを問わず様々な漫画で言えることですが、こういった大会編は主人公キャラが活躍する場以外はちょっと退屈気味になることは否めません。でも、1冊かけて1試合が終わらない漫画に比べると凄くテンポがよいと思います。また、絵で表現された音の世界もとても印象深いです。
主人公雪の性格上、仲間との触れ合いなど表面的な熱さは見受けられません。ですが、判りにくくも彼は彼なりに燃えてますし、それらがわかる展開により、男子メンバーの雪に対しての認識も多少変わったのではなかろうかと伺えます。女子メンバーも気持ち的な物が解決し、いざ本番というところでこの巻は終わります。
確かに今まで各巻にあった判り易い“見せ場”はありません。
しかし、この三味線の世界を描くにあたり、今後雪と関わってくるであろう若手奏者たちも沢山登場しています。そして、彼らの描写があるからこそ、今巻では嵐の前の静けさにも似た高揚感があります。
今回、発売がいつもより少し早いかな?と思ったのですが、すぐ次の話が
別冊 少年マガジン 2012年 02月号 [雑誌]で読めるというのは、発売時期を狙ったとしか思えません(笑) いつもなら雑誌の方は2話先くらいなので。
なので、次巻の発売は6月とのこと。凄く待ち長いです。
最後に、5巻では特装版も一緒に発売されています。そちらは本作に関わる6曲が収録されたCDがついています。