本文の内容(意思決定の際に気をつけるべきこと)は、訳者解説のチェックリストで
うまく説明されている。簡単に要約すると、
・客観的に判断しているか
・視野を広げて、他の選択肢も考えてみたか
・専門家の意見を鵜呑みにしていないか
・周りに流されていないか
・複雑な状況を必要以上に簡略化していないか
・相互関係と因果関係を誤っていないか
・突然の大きな変化を考慮に入れているか
・運と実力を勘違いしていないか
といった感じ。
それぞれの項目について、いろんな事例を引き合いに出して
説明をしているんだけど、そのほとんどは、どこかの本で紹介されて
いるものなので、
ある程度、心理学系の本やビジネス系の本を読んでいる人には、
どこかで聞いたことのあるような話ばかり、となる可能性も高い。
僕の場合、とくに気になったのが、この本の原著のタイトルが、
Think Twice であるにもかかわらず、
参照している本の内容を、あまりにも短絡的に信用してしまって
いるんじゃないか・・・ということ。
半分くらいまでは、かなり疑心暗鬼に読みすすめましたが、
でも、なぜか、読み終わるころには、そんなに悪くない印象というか、
ま、こういう本もアリかも。
いや、寄せ集め本ではあるけれど、出来は悪くないな、という
印象に変わりました。
寄せ集め本ということは、逆に言えば、多くの良書の内容を
コンパクトにまとめてくれている、という意味でもあるし、
読んでみて損をするような本ではないと思います。