PTA選びは、子を持つ親なら誰もが通る道である。
誰もが、できれば、引き受けたくないと画策しつつ参加。
当日、出てこない方。 重責を担わされがちな高学年で引き受けたくないために、低学年で立候補する方。
それから、できない理由の言い訳大会。
最後は、沈黙。ムダな時間が流れる。
その気まずい沈黙に耐えきれなくなった者が負けとも言う。
著者は、負けてしまった不幸を、肩の力を抜きつつ、カラリと受け止めて描いている。
PTAとは、なんぞやの全体像が分かるような、配慮もされている。
徒労としか思えないような慣例を、今の時代に合ったように見直せるのも、役員ならでは。
その労力、人間関係に伴いがちな労苦に比べるとささやかだが、PTAは、自己実現、成長、社会貢献の場ともなりうる。
軽く一読できるが、こういう本は少ない。
PTAの引き継ぎ資料に、ぜひとも加えたい一冊。