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まごころを、君に THANATOS (講談社文庫)
 
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まごころを、君に THANATOS (講談社文庫) [文庫]

汀 こるもの
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

真夏に起きた「グッピー凍死事件」を機に親友となった、魚マニア立花美樹 と柳瀬圭。生物部でイジメを受け退部した柳瀬の話を聞いた美樹は、文化祭 の生物部ブースでの仕返しを画策。だが行く先々で殺人や事故に遭う死神体 質の美樹のこと、案の定、彼が向かった教室で爆発事件発生。無差別テロか、 それとも死神の所業か!? 美樹の双子の弟にして高校生探偵の真樹が謎に 迫る!魚ウンチク満載の美少年双子ミステリ“THANATOS”シリーズ最新刊登場! --このテキストは、 新書 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

真夏に自然科学部の熱帯魚が凍死した。調査を依頼された「探偵体質」の高校生・立花真樹は、自然科学部と生物部の抗争に巻き込まれてしまう。文化祭を利用して生物部への「復讐」を目論む彼らだったが、当日、生物展示室を襲ったのは、予想外の凶悪爆破事件だった。双子ゆえの「傷」をも描くシリーズ第二作。

登録情報

  • 文庫: 432ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/6/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062769948
  • ISBN-13: 978-4062769945
  • 発売日: 2011/6/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 393,670位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポロロッカ トップ500レビュアー
形式:新書
デビュー2作目,1作目からのシリーズ扱いになっています.

主人公の通う学校が舞台で,文化祭や登場人物にも学生が多いため,
にぎやかなやり取りなど,学園ミステリという雰囲気になっています.

ただ,1作目と同じく『専門知識』への数ページに渡る長いセリフ,
さらに遺伝学や生態学,シェイクスピアからの引用(英文)の多用,
また,物語を動かす大きな事件が中盤あたりまで起きないこともあり,
読んでいてつらく感じることが多く,なかなかページを進められません.

もちろんこれらは真相に繋がり,意味もわかるにはわかるのですが,
先にむずかしい『専門知識』があり,事件や謎はあとづけされた印象.
重要人物に隠されていた秘密や心理も,確かにうまく持ってきたものの,
ちょっとキレイにハマりすぎてというか,強引なように感じてしまいます.

特定の分野に絞った作風は,これはこれで悪くはないと思うのですが,
今のところ独りよがりで,読み手側は置いてけぼりを喰らっているよう.
自分が無学のせいもあるにせよ,もう少しわかりやすくお願いしたいです.

なお,シリーズものですが,作中で人物や背景などがほどよく語られます.
そのため,1作目を読んでいなくても詰まったりすることはないと思います.
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 薀蓄の多さ、長さは相変わらず。ただ、前作に比べ本編に絡ませて語って
いるので無意味ではない。私はこういった薀蓄を読むのがあまり苦痛ではないが、人に
よっては話がなかなか進まないとイライラするかもしれません、
 作風は前作からどういう方向に持っていくのか興味があったが結局、前作同様
ミステリ部分はおまけ程度でキャラクター小説として作者は書いていくつもりのようですね。
 推理小説のお約束に対する挑戦(否定かな?)は健在なので、ある程度割り切って読めば
悪いもんではないと思うし楽しめるのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sagitta
形式:新書
この作者の二作目の本。
「死神」と呼ばれる引きこもりの兄と名探偵高校生の弟という双子を主人公にしたシリーズ。

前作は「クローズドサークル」な無人島に行っちゃって、そこで殺人事件が起きて云々、とわざとらしく「ミステリの定石」をなぞった「おかしな展開」を、「もっとおかしなキャラクター」で台無しにするような皮肉の効いた作品で、そこが結構好きだった。

対して、本作は「おかしなキャラクター」は健在だが、少なくとも前半においては展開はほぼなく、驚くほど平凡な日常。
個人的には主人公ふたりの心情に寄り添うのは難しく、そのために平凡な展開だと何を楽しんでいいのか分からず、読みづらかった。
そして日常の高校生活で油断していたところに、突然の爆弾テロ。
それに対する主人公たちの反応は、やはり読者が彼らの心に寄り添うのを拒否するような感じで……うーむ。

前作ではしつこいくらいに双子の異常さを強調してくれた語り手である刑事が、本作では双子の心情の方に傾いていて(曰く、「慣れてしまった」)、双子と一緒に読者を置いていってしまったのが痛い。
彼の存在で、辛うじて物語とつながっていた気がするんだけどなぁ。

とはいえ、とにかく読ませてくれる文章力の高さと魅力的な人物描写は健在。
他にも何冊か作品が出ているので、次回作に期待しよう。
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