こんなブサイクな顔の猫は今まで見たことがありません。
猫なのにまるでネズミ男のような目をしています。
ひなたぼっこでうっとり恍惚としているときの顔はまさにジャンキーそのものであり(白目むいてる)、八木教広『エンジェル伝説』の主人公を連想させられます。
そんなブサイクな顔のせいで里親が見つからないでいたまこでしたが、著者はここで自分が見捨てればもう誰もまこを拾ってあげないのではないか、という使命感に近い感覚が湧いて、自分が里親になったそうです。
飼い始めた当初のまこは、それまで環境劣悪な施設の中で100匹近い猫と餌の奪い合いをしながら生きてきたために人を寄せ付けず、頭は10円ハゲだらけ、餌を食べてもいつもおなかを壊し、しかもトイレのしかたもわからないという状態だったということです。
そんなまこに対しての最後の著者の一言には思わずじんとくるものがありました。単に面白半分で飼い始めたのではなく、本当に愛情をたっぷり注いで育てたのだということがよくわかります。