本書を含む作者の著作の特徴は、語られる事の少ない題材をなるべく平易な形式にまとめて、知識の無い人にも興味さえあれば楽しんでもらえる様に工夫がされている点にあります。
題材の特徴を整理して、それをストーリーに生かした漫画を導入部に配置する事でつかみを取り、以後はイラストを交えた詳細解説に移るというのが主な形式となっています。
漫画の内容はコメディ調のものが中心ですが、「九九式狙撃銃」「百式司偵」のエピソードはシリアスにまとめられ、特攻兵器である「回天」と「桜花」については漫画部分がありません。
ストレートに人の命が関わる題材については、無理に茶化す事もなかろうという事でしょうか。(既刊中の「伏龍」についてはその限りではありませんが)
既刊の「末期の水物兵器集」とあわせておすすめです。
末期の水物兵器集