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まあだだよ [DVD]
 
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まあだだよ [DVD]

松村達雄, 香川京子, 黒澤明 DVD
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 出演: 松村達雄, 香川京子, 井川比佐志, 所ジョージ, 油井昌由樹
  • 監督: 黒澤明
  • 形式: Color, Dolby, Subtitled, Widescreen
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 角川エンタテインメント
  • DVD発売日: 2008/05/23
  • 時間: 134 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0014IMRR6
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 57,224位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

黒澤明、最後の監督作!心温まる師弟の交流を描く!

●黒澤監督の遺作!
●『姿三四郎』(65)でデビュー以来、監督生活五十周年目という記念すべき作品!
●『影武者』以来演出補佐を務めた名パートナー、日本特撮界の重鎮・本多猪四郎の遺作

【映像特典】
●予告編
●TVスポット

※仕様及び特典内容は変更になる場合がございます。ご了承下さい。


【ストーリー】
個性派作家・内田百の随筆を原案に、百の日常と彼の教師時代の教え子との交流を描く。
昭和18年の春。先生は生徒たちに、作家活動に専念するために学校を去ることを告げるが、退職後引っ越した家にも門下生たちは遊びにやってくる。

【キャスト】
松村達雄、香川京子、井川比佐志、所ジョージ、油井昌由樹、寺尾聡

【スタッフ】
監督・脚本:黒澤明
原作:内田百

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

没後10周年を迎える黒澤明監督の遺作。監督自身が敬愛していたという随筆家・内田百●と、彼を慕い戦中戦後を通じて足繁く彼を訪ねる門下生との交流をヒューマニズムたっぷりに描いた作品。退職した先生の還暦の祝宴の日、空襲がやって来て…。

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黒澤監督自身も、往年のパワーが無くなっていることを自覚していたと思う。百間先生が、還暦祝いの席ではピッチャーのビールを一気飲みするのに、喜寿の席では普通のジョッキで精一杯になっているシーンは、その辺のもどかしさの表現だろう。

また、よく言われることだが、映画中の百間のキャラ設定も、実在の百間の毒気を残した方が、猫がいなくなって号泣するエピソード等が逆に生きたと思う。(「毒」の方向性はアレンジするにしても・・・。そもそも、「悪態をつきながらも、実はいい人」という人物像は、全盛期の黒澤が好んで描いたものだった筈。)

このように勿体無く思える点は幾らでもあるが、全体の雰囲気には抗いがたい魅力があり、随所にハッとする映像があり、ついつい5星評価になってしまう。好き嫌いの分かれそうな作品であるが、好きになる人は意外と多いと思う。
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17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
かつての教え子達に慕われ続ける老境の先生の話だが、落語のようなおかしな話、しんみりする話が連続する。何しろ、先生は泥棒のための通路を示す紙を家の中に張り出すほどなのだから。黒澤明監督の映画の中で、これほど笑い、そして歌の場面が多い映画は他にないだろう。特に「あおげば尊し」が心に残る。そういう特徴はあるが、室内のシーンはこう撮影するのだ、という黒澤流撮影の技法はふんだんに披露される。まるで、監督自身が後進に範を示すように。室内の場面だけでなく、日本の四季を捉えた映像や、香川京子の仕草などは、古き良き日本を映像化しておきたいという監督の意図を反映しているだろう。戦後間もない瓦礫の街も、監督の生涯で忘れられない光景だったのだろう。要所でヴィヴァルディの曲を効果的に使う音楽センスもさすがだ。そして、最後、先生は子供に戻って隠れん坊をする夢を見、その子供が見る雲の浮かんだ空が、金色、緑色、そして赤紫のような色に変化して映画は終わるのだが、この色彩感覚には舌を巻く。「夢」以来の作品のエッセンスを煎じ詰めたような幻想的なシーンだ。監督はこのような夢を見ながら大往生を遂げたのではないだろうか。黒澤明監督映画の歴史のラストを飾る名場面である。そして黒澤明監督への感謝の気持ちで一杯になる映画である。
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黒澤監督の遺作。作品としては彼が生涯持ち続けた「師匠と弟子の物語」がテーマとなっている。「姿三四郎」でデビューした同監督が、最後に(形は違えど)このテーマで幕を閉じたことは感慨深い。
恐らく黒澤監督にとっては、小学校のときの立川先生との出会い(蝦蟇の油―自伝のようなもの参照)や映画界での恩師・山本嘉次郎監督への敬愛の念などが反映されていて、監督が生きていく上で必須のテーマだったのだと思う。

この映画は、作品の世界に入り込めるかどうかで大きく評価が分かれるのではないかと思う。ストーリーを見れば、どうということもない先生と生徒の触れ合いの物語。だが、黒澤監督の情緒的・美的世界に共感できる人にはたまらない映画だと思う。
松村達雄は本物の内田百'閧ニはタイプが違うというが、映画は現実とはまた違う世界なのだから、それもありだと思う。香川京子の奥さんは優しさがにじみ出ていて素晴らしい。松村達雄と二人で語り合うシーンは、余計なものを取り除いた「精神の美しさ」のようなものを感じ、観ていてほのぼのしたものを感じた。
日本映画の黄金時代を飾った女優の一人であり、黒澤映画にも深く関わった女優である彼女が出演していることは、物凄く重みがあると思う。

演出の凄さを感じるのは宴会のシーン。あれだけ中年の男たちが楽しげに歌い踊るシーン(?)というのはなかなかお目にかかれない。黒澤監督ならでは、と思うし、また80歳を超えてこのシーンの演出ができた、というのも凄い。

ラスト、穏やかな雰囲気で幕が閉じて、黒澤映画のファンとして、とても良かった、と思う。
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