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ぼやきと怒りのマリア―ある編集者への手紙
 
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ぼやきと怒りのマリア―ある編集者への手紙 [単行本]

森 茉莉 , 小島 千加子
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

作品世界との渾然一体、綿々と綴られた茉莉的日常。本書は、森茉莉が、小説を、長・短篇、あわせて十数篇書く間、担当の一編集者である筆者(本名、小島喜久江)にあてた書簡である。

内容(「MARC」データベースより)

自己宣伝する特性の裏に隠された森茉莉のもう一つの顔。彼女の創作衝動を成す精神の暗黒面を垣間見せる書簡。「森茉莉全集」に収録しきれなかった、編者の手元に残された書簡172通を年代順に収録する。

登録情報

  • 単行本: 438ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1998/02)
  • ISBN-10: 4480814159
  • ISBN-13: 978-4480814159
  • 発売日: 1998/02
  • 商品の寸法: 20.6 x 14.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 606,542位 (本のベストセラーを見る)
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By カスタマー
形式:単行本
少々高価なので購入をためらいましたが、森茉莉ファンには必読の書だと思います。「のんびりと楽天的」を標榜していた茉莉さんですが、晩年のエッセイの中にはたまに粘着質の暗さを感じさせる部分があり、この書簡集によって裏付けられた感じです。「贅沢貧乏」では「毎日空き地に行って空から一枚ずつ千円札が降ってくるのなら、何もしない」などと経済的困窮によって文筆業にはいったかのように書いている茉莉さんですが、実際に書く動機となっているのは、裏切られた愛情とか虐げられたプライドとかいう単純なものでもなく、ただ一方的に悪意や欲得の被害者となり(妄想的な部分もあるのですが)、それを美意識の隅々まで行き渡った作品世界に封じ込め転化させることで、自分に害をなすものを懲らしめ精神のバランスを取っていたように思われます。楽しい随筆と官能的な小説だけだったら森茉莉の全体像はつかめないと思いました。ぜひこの書簡集をご一読されることをおすすめします。
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