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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おもしろうて、やがて悲しき,
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レビュー対象商品: ぼくらはみんなハゲている (単行本)
面白かったです。本業はTVディレクターとのことですが、ライターとしても十分やっていける文才をお持ちじゃないでしょうか。 残念ながら元となった番組のほうは未見なのですが、テーマを深刻に受け止めすぎもせず、かといって茶化しもせず、正面から向き合ってなおユーモアと客観性を失わない姿勢には静かなるジャーナリズムを感じました。 1章の取材の部分には、笑わされ、共感できる部分もありました。自覚した「その時」にどういう選択肢を取るかは、本人が他人のハゲをどう見て来たかの鑑なんですね。2章には笑ってる場合ではない巨大産業の実態が出てきますが、一方的な企業糾弾ではなく、やはり冷静に、ときに笑いながら考えさせられます。広告で有名なアノ「無料体験」が疑似体験できるのもいいですね。その場ではやはり心が揺らぐだろうなあ。今まさに悩んでいる人にも、予備軍の人にも、無縁の人にも、楽しく読めていい情報になると思います。 でも、本人がエピローグで書いてらっしゃるように、売れないだろうなぁ、この本は(笑)
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
コンプレックスを商売にする,
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レビュー対象商品: ぼくらはみんなハゲている (単行本)
頭の毛が薄くなって気にしない男はいないだろう。普通はヘヤトニックなど市販の養毛剤を使うくらいで、後はなるがままというところだろう。ところがはげていくことに不安を掻き立てるマスコミが存在する。この本ではふれてなかったが、昼の長寿番組の司会者が以前はよく出演者の毛髪の薄いことを指摘して「結構きてますね」と笑顔を浮かべていた。もっとも最近では自分が逆に指摘されているが。本人は大したことじゃないと思っていたんだろうが、やはり前に「卓球は暗い」と番組内で指摘して、全国の中高校の卓球部入部希望者を激減させ廃部寸前にまで追い込んだことがあった。それほどマスコミの影響力は無視できない。そのマスコミ、特にTVを使ってあたかもハゲが治るかのような宣伝を莫大なお金を使って行ない、増毛、育毛のうたい文句で客を釣る。その実態を暴いたのが本書である。マスコミはその売り方に問題があることを薄々承知していながら、大事なスポンサーであるがゆえに見て見ぬ振りをしている。 カツラの使用者を取材し、使い出したら止める方が難しいというのは説得力がある。正直な告白はユーモアを誘うが、ハゲに正面から取り組んだ真面目なノンフィクション作品です。
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読者を選ばない面白さ,
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レビュー対象商品: ぼくらはみんなハゲている (単行本)
~ハゲる、という男のタブーを真っ正面から、著者の実体験も交えて描かれており、秀作です。これは誰が読んでも面白いと思います。内容はハゲに悩む人への取材から著者自身の実体験、また、超有名企業を含むハゲ産業の実態についても論及しています。 著者自身ハゲているらしいのですが、あくまで客観的視点を失っていないので、ハゲに悩む人のみならず、ハ~~ゲる不安を一切抱えたことのない人が読んでも面白い作品に仕上がっていると思います。 コンプレックスを抱える現代人の、社会の「不安」という病巣がいかに深いものであるか、どうして不安をお互いに癒し合っていくことができないのか、なぜ不完全な自分を人は許せないのか…。 ユーモアに笑いながら、読後にはふとそんなことを考えさせられる一冊です。~
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