カンジ編は、今までにない大作戦が展開される。 新たな敵性体『ジャベリン』、砲身長1000メートルから放たれる超長距離砲撃に苦戦するジアース。長期戦を強いられる中、状況を打開させる作戦はあまりにも悲しいものだった・・・・・。当初セカイ系の色が強かったが、コモ編から徐々に社会との繋がりが増え、カンジ編では世界、社会、個人の繋がりが明確に感じられた。セカイ系の世界観が薄れていっている様に思えました。同時にこの巻はロボット物としての色が強いに様にも感じられました。アンコの「こなクソっ」や「いつまでもなめるなっ!!」等の台詞は往年のロボットアニメのパイロットを彷彿させたし、カンジの戦いは日本やアメリカをも巻き込んだ大掛かりかつ、凄まじいものだった。カンジ編の敵の倒し方は地球をぶち抜くというロボットアニメが持つ荒唐無稽さに通じるものがあった。でもよくあるロボットアニメと「ぼくらの」で決定的に違うのは勝利の後だろう。前者では勝利の後には歓喜が待っているの対して、「ぼくらの」では悲しみしか残らない。こんなに虚しくて哀しい勝利が今までにあったのだろうか? アンコの自分の足を溶かされても尚戦い続ける場面や関一尉のアニメの歌を歌っている場面は読んでいてとても痛々しかった。特にラストでのカンジを上から俯瞰した画は、あまりにも虚しすぎる。