平凡な高校生男子が、前世体験を通して、周囲との人間関係そして自分自身を見つめなおし、真実の自分へと成長していくストーリーです。 スピリチュアルな世界に詳しい人なら、文章の中にさりげなく真理のメッセージがちりばめられていることに、気付くことと思います。 青春ラブファンタジーを期待した方の場合、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、むしろスピリチュアルな世界に関心がなかった方にこそ、読んでいただきたい本です。 幾つかの前世に遭遇しますが、その情景の描写がとても真に迫り、非常に胸を打たれました。 スピリチュアルな世界というのは、日常の、この瞬間の、今の私たち一人ひとりの生き方そのものなのだ、ということに読者も気付かされていくことだろうと思います。 あとがきがなかったので、著者はどのような思いで書かれたのか、とても気になりました。 生きているとはどういうことだろう、本当の自分って何?、何のために生まれてきたんだろう、といった思いを抱えてる方に、真実を思い出すきっかけを与えてくれるかもしれません。 表紙もとても素敵です。 最後の方で書かれていたサンスクリット語のマントラ、大切に覚えたいなと思いました。