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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
奥深いことばの味わい方・楽しみ方,
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レビュー対象商品: ぼくらの言葉塾 (岩波新書) (新書)
長く「ことば」をなりわいにしてきた方だからこそ書けたであろう、エッセイ・アンソロジー。
歌、詩、俳句から例をとり、豊富な経験と独自の感性から言葉の味わい方、楽しみ方を縦横無尽に語りつくす。 「自分の言葉を発見する」「言葉の関節を外す」「こわして作る」「声で遊ぶ」など、ポイントというかコツを一つ一つ伝授。 単なる形式や理屈では伝わらない、ハートにじわじわ響く言葉の使い方が浮かび上がる一冊だ。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
レビューになっていないかな,
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レビュー対象商品: ぼくらの言葉塾 (岩波新書) (新書)
「詩」や「絵本」を読んでその美しさを理解できない人間です。P.188から190の「ひどい詩」と著者のお勧めの優れた詩との違いもそれほど落差なく感じてしまう人間です。
俳句も、私にとってはその善し悪しが分からない世界で、「春の虹」や「秩父山」に関する解説も、その微妙な違いが「そういわれてみれば」という世界でした。 が、著者の自分の気に入ったものを薦める情熱のようなものを感じさせてくれる本です。詩や絵本には縁はなく、その芸術性も理解できない人間ですが、著者の情熱に撃たれながら退屈もせず読了した次第。 う〜ん、レビューになっていないかな?
5つ星のうち 5.0
言葉が持つ力を、まざまざと感じさせてくれる書,
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レビュー対象商品: ぼくらの言葉塾 (岩波新書) (新書)
本書は、2004年に著者が講師をつとめたNHK教育テレビの「日本語なるほど
塾」の番組取材を下地に、新しい話を盛り込んで一冊の本に仕上げたもので ある。詩人でいらっしゃる著者が、詩や歌や俳句から心に響く言葉を集め、 言葉の持つ力をまざまざと私たち読者に示し、その凄みや味わい方を指南し てくれている。 具体的には、繰り返しの言葉が持つ力、正直ではなく正確に言語化すること、 言葉の関節をはずすという技、朗読によって違う顔を見せる言葉、音が持つ 力について等々が書かれている。 これら主張はいずれも、言葉の持つ力に惹かれ、詩人として日本語に真剣に 対峙し続け、鋭い語感を研ぎ澄ませてきた著者だからこそ書ける、深い洞察 に満ちたものである。 そこには、決して理屈や論理では説明しきれない言葉の重みを感じる。 そして、本書の一番贅沢な箇所は、言葉のプロである著者が、同じプロで ある谷川俊太郎や長新太、阪田寛夫、まど・みちおといった方たちの作品の 「凄さ」を解説している5章、6章にあるといっていい。 言葉を生業とするプロが、プロの作品を取り上げながら、言葉を表出する際 の凄さや、言葉の持つ力やインパクトを解説するのは、圧巻である。 また、本書を通して、著者ご自身が「私はメッセージやコミュニケーション といった言葉の働きより、言葉そのものの持つパワーが好きな人間です」 (p. 206)と述べておられるように、終始、言葉に対して敬意を払い謙虚に 対峙している印象も受ける本である。
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