普段から青山さんのお話は、テレビでもネットでも見聞きする機会があり、その度に、一見断片的な個々の出来事の本質的なつながりが見えて感動していた。でも、こういうデリケートな内容なだけに、なかなかその内容をわかりやすく子供たちに伝えるのは難しい。
この本は、内容の濃さを保ちつつ、中学生(ともすれば小学生)でも読み終え、その内容を理解することができるほどやさしい言葉で書かれている。だから、日本という国をもっと知りたいという子供たちにはこの本をプレゼントするようにしている。
学校でもきちんと習った事がなく、テレビでも見た事のない、自分の祖国、「日本」の話。中学生や高校生の教科書として使う価値のある本だと思う。沢山のトピックについて総合的に書かれているので、「あの話は知っているよ」という自分でも読んでみる価値は大いにあるし、祖国について、日本について今まで何も知らなかった、あるいは意図的に知ることを避けていた大人たちにも読んでほしい。そこにあるのは、過去の歴史への反省でも悲観でもなく、誇りだと思うから。