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ぼくはお金を使わずに生きることにした
 
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ぼくはお金を使わずに生きることにした [単行本]

マーク ボイル , 吉田 奈緒子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

この実験で証明したいのは、お金がなくても「生き延びられること」ではなく「豊かに暮らせること」だ――
1年間お金を使わずに生活する実験をした29歳の若者の記事がイギリスのテレビや新聞で紹介されるや、世界中から取材が殺到し、大きな反響を呼んだ。著者は、不用品交換で入手したトレーラーハウスに太陽光発電パネルをとりつけて暮らし、半自給自足の生活を営む。手作りのロケットストーブで調理し、歯磨き粉や石鹸などの生活用品は、イカの甲を乾燥させたものや植物、廃材などから手作りする。衣類は不要品交換会を主催し、移動手段は自転車。本書は、彼の1年間の金なし生活をユーモラスな筆致で綴った体験記である。貨幣経済を根源から問い直し、真の「幸福」とは「自由」とは何かを問いかけてくる、現代の『森の生活』。
世界の10の言語に翻訳され、14か国で刊行。

◆『朝日新聞』(2011/12/18)、『北海道新聞』(12/18)、『日本経済新聞』(2012/1/29)、『公明新聞』(1/30)、『SPA!』(12/27号)、『週刊金曜日』(2012/1/13号)、『SWITCH』(1月号)、『GQ Japan』(2月号)、『COURRiER Japon』(2月号)、『ソトコト』(2012年2月号、3月号)、『女性自身』(2/14号)、『婦人公論』(3/7)等で紹介!

この本の中で「お金を使わずに生活する」ことによる「惨めさ」はほとんど感じられない。むしろ不思議な「豊かさ」さえ感じさせる。生活のためのサバイバルの知恵を身につけて行く様子は読んでいて楽しい。
単に「お金を使わない」というだけではなく、広い意味での思想の実践であり新しい経済の試みなのである。
オルタナティブな生活と未来のために、ぜひ多くの人に読まれて欲しい。
――毛利嘉孝さん(東京藝術大学准教授)

文明批判でありながら、まだ誰も気付いていない可能性を掘り当てる大冒険としても読める多層的な本だ。
この本が伝えていることは、原発事故が未だ収束せず、今後どのような生活が待ち受けているのか分からず思考停止になってしまっている私たちには大きなヒントになる。
――坂口恭平さん(建築家/作家)

◆冒頭のあらすじ
時は2008年11月28日の夕方。メディアの取材やインタビューで「明日からの1年間お金を一切使わない」と宣言して回った直後、ぼくの唯一の足の自転車が壊れた! 明日は150人分のコース料理(もちろん無料)をふるまうことになっているのに、食材集めすら済んでいない有様だ。先が思いやられるなあ。そもそも、どうしてこんな突飛なことを始めたかというと……

内容(「BOOK」データベースより)

イギリスで1年間お金を使わずに生活する実験をした29歳の若者がメディアで紹介されるや、世界中から取材が殺到し、大きな反響を呼んだ。貨幣経済を根源から問い直し、真の「幸福」とは、「自由」とは何かを問いかけてくる、現代の『森の生活』。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 紀伊國屋書店 (2011/11/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4314010878
  • ISBN-13: 978-4314010870
  • 発売日: 2011/11/26
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.9 x 3.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 お金と生活, 2011/12/14
レビュー対象商品: ぼくはお金を使わずに生きることにした (単行本)
マーク=ボイルという英国人男性が題名にある通り「お金を使わずに生きる」実験をしました。 ただお金を使わずに生活する実験ではありません。 お金を使わずに「豊かに」生きる実験です。 彼は見事に成功しました。 彼はお金を使わないことで豊かに、幸せになったのです。 その方法と過程、気になりませんか? 我々が当然のように感じるお金の介在する世界を疑い、考え、行動する彼の哲学とその実践の記録です。 「お金がなくては豊かに生きられない」おそらく我々のほとんどを呪縛するこの真理らしきものを疑ってみませんか? 私は微塵も疑う気持ちがありませんでしたが、この本のおかげでやや目が覚めつつあります。 私もこれから自分の生活を改造していきたいと楽しい気持ちで動き始めています。 彼の作った一つの生活モデルはこれからの時代、参考にする人がたくさん出てくるはずです。 訳も非常に自然で読みやすく、マーク=ボイルと我々を上手につないでくれます。
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 本当の持続可能社会とは, 2012/1/3
レビュー対象商品: ぼくはお金を使わずに生きることにした (単行本)
この本で3点の気づきを得たので記録しておきます。

1.本当の持続可能社会とは

 持続可能社会を作るために本当に必要なことは(政府の国民年金制度を維持などではなく)石油資源を始めとするエネルギーへの依存度を低くことだろうと思います。著者は1年間お金を使わないで生活することによって、エネルギー依存度の低い生活(石油製品の未使用など)をどの程度行えるかどうかを検証しました。

2.地域社会の中での自給の重要性

 彼は森に自生しているものやゴミ箱行きで賞味期限切れ(おそらく健康上なんら問題はないと思う)の食品を譲ってもらってそれを食べています。これは地域と折り合えをつける方法として一番現実的だと思います。最初、私はお金を使わないで生きるという生活者のイメージを「衣食住すべてを自給自足で行う骨太な生活者」と想像していましたがこれは実際には労力の面で現実的ではないと思います。著者はこの点を以下のような言葉で指摘しています。

P268 結局のところ、少人数が互いに依存しあって働くことによって「地域社会の中で自給」を実現するやり方が、一番うまくいくだろうし、もっとも望ましいと思う。

 著者は最後にこの金無し生活を1年で一旦終了させ、「お金がいらない暮らしのモデル・ビレッジ」を作るための活動を開始しました。著書の印税を「お金がいらない暮らしのモデル・ビレッジ」を作るための土地購入資金にあてるようです。

 金無し生活は一人で行うよりも、ビレッジという集団で実行したほうが機能的分業の効果を期待でき、よりよい成功モデルとなるだろうという考えなのだろうと考えます。

3.お金の意味

 私たちはもっとお金というツールの意味を考えないと行けないと思っています。例えば、AさんとBさんが取引をする場合、仲介者の数はお金というツールを介しているが故にほとんど制限がありません。これによって大量の消費・廃棄という、カーボンフットプリントの観点から悪い影響が発生していると考えてよいと思います。お金というツールとしての意味をよく吟味し、お金を使わないという社会を築こうとする著者の考えも一つの選択肢として考えられても良いと思います。

 そうすると、著者、マーク・ボイル氏は、現代の森の生活者ヘンリー・D・ソローというよりもインド独立の父ガンジーに見えてきます。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 こころ豊かに生きる, 2012/2/13
レビュー対象商品: ぼくはお金を使わずに生きることにした (単行本)
若いころは油ギトギトのハンバーガーを食べていた彼が、ベジタリアンに変わっていく様子や、反社会的行動としてのフリーエコノミー生活ではなくて、みんなに気づいてもらうためのきっかけとして自分の存在があればいい、と赤裸々に、積極的に内面まで告白しているので感情移入しやすかった。
フツーの若い青年らしく、彼女に振られ落ち込んだり。その後 恋人の話が出てこないのは、スローライフはビジーライフで恋愛は難しいのかなぁ・・・
このように伝えることでみんなに問題提起をしているこの本は「僕たち人類は、どうやって生きていったらいいのだろう?」という問いかけに満ちている。
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