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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
楽しい芸能史+自伝,
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レビュー対象商品: ぼくの特急二十世紀―大正昭和娯楽文化小史 (文春新書) (新書)
映画の歴史を、ほとんど生で体験してきた 双葉さんの芸能見聞記、 とでもいった本。 もともとやわらかい文体で書く人だけど、 語りおろしのこの本では、 いい感じで、ライブ感が出ている。 ちょっと隣のおじいちゃんに、 懐かしい映画の話をきいているといった具合。 映画やレビューなどの話も満載だけど、 ちらっと出てくる 226事件のときに、住友で社内アナウンスをした話や、 兵隊として出むいた新潟で、終戦後、 「兵隊文庫」を見つけた話、 銀座で兵隊文庫を売る露天が出ていた話などなど、 当時の風俗がよくわかって面白かったです。 学生時代に、 「横っ跳びとは何と卑怯未練な」なんて、 高跳びのベリーロールを評していた、 ことなんかは、そのときに経験した 人でなければ書けません。 写真のキャプションに、 「双葉さんが…」というのが何箇所かあるのですが、 本の作り手も、読者とおんなじ目線で、 双葉さんに接しているようで、 これもまたよいです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
映画だけでなく芝居も小説も,
By フランチェスコ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ぼくの特急二十世紀―大正昭和娯楽文化小史 (文春新書) (新書)
特急二十世紀号と聞いただけで、古い映画ファンは買ってしまいそうな本。双葉十三郎の半自伝的な構成で、大正、昭和の大衆娯楽の世界が生き生きと語られている。映画ならば古いものも含めて今でも見ることが出来るが、演劇やショーは昔のものは見ることが出来ない。それを双葉氏の軽妙な語り口で語る。双葉氏の前は南部圭之助がショーの批評を書いていたが、双葉氏の語り口で読むと当時がよみがえる。当時の映画批評家は、映画だけでなく文化全般を語った人が多いので、ジャズ仲間の野口久光、小説仲間の植草甚一などのエピソードも出てきて面白い。大正昭和の世相を知りたい人にもお勧めの一冊。
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