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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今をときめく歌人の秘密の本棚を、ちよっとのぞき見させてもらおう,
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レビュー対象商品: ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS) (単行本)
歌人穂村弘さんのコレクション絵本が、オールカラーで紹介され、児童文学者によるものとは一風ちがう絵本ガイドになっています。谷川俊太郎、岸田衿子、矢川澄子、糸井重里諸氏らの名が見られるのも、さすがに言葉に敏感な職業柄でしょうか。大人向き絵本のガイドブックといえそうです。
とはいえ、守備範囲は古典的名著のウクライナ民話『てぶくろ』から、大正モダニズムの王様、武井武雄、今も子どもに絶大な人気のせなけいこさん、独特のセンスをもったイエラ・マリ、そして、世界的大作家になりつつある酒井駒子さん……と幅広い 。 そのうえ、こういう人たちを紹介する31の章のタイトルも、まるで新鮮な短歌の一節のように魅力的。「「めでたし」への不参加」では、絵本界の問題児的(?)天才、長新太さんが語られ、酒井駒子さんについては「闇と光」、「滅茶苦茶な魂」と二章が費やされています(「あとがき」で「憧れの酒井駒子さん」とはっきり書いていることからも、そのほれ込み具合がわかります)。 そして、酒井さんのてがけたカバーには、若き日の穂村さん(?)なのか、聡明で思慮深そうな美少年が、幾冊もの絵本をしっかりと抱え、オオカミを従えて森にたたずんでいる図が…… 。 ご自身の身近な話題からフレンドリーな語り口で入っていき、いつのまにか絵本の読み方を変えてくれるストーリー展開も巧み。ああ、穂村さんは、こうした宝石のかけらのような絵本から、言葉の一瞬のきらめき、胸にいつまでも響く音などのエッセンスを拾いだしているのかもしれない、と思わされます。秘密の本棚を見せてもらったような、とてもプライベートで、とてもキュートな絵本ガイドです。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
絵本の読み方が変わった!,
By 村上美智 (東京都豊島区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS) (単行本)
MOEで連載していた絵本エッセイが、ビジュアル豊かにまとめられ、
1冊1冊の絵本の魅力がとてもよく伝わってきました。 歌人の穂村弘さんの言葉にはいつも新鮮な発見や驚きがあるのですが、 絵本を語る言葉にも説得力があって、これまで気がつかなかった絵本の読み方、 見方を教えてくれます。酒井駒子、100%ORANGEなど最近人気の絵本作家から、 武井武雄、ラチョフなど、古典の絵本まで網羅している幅の広さもあり、 専門家とは違う視点で、心底好きな絵本を選んだ自由さも楽しくて、 このエッセイ集を読んで、絵本がますます好きになりそうです。
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