美術商のフランソワが共同経営者のカトリーヌとある賭けをする。10日以内に親友を連れてくることができるか。友達なんて沢山いると言い張るフランソワ。東奔西走するも現実は厳しいものだった。そんな折、おしゃべりで陽気なタクシードライバーのブリュノに出会う。誰とでも仲良くできるブリュノと一緒に、感じの良い人になるための練習が始まる。公園で人に話しかけてみたり、通りで行きかう人たちに笑顔で会釈してみたり。でもみんな失敗。カフェで「僕がみんなにおごる」と知らない人たちに言ったりして愛想を尽かされる場面も。そんなことをしながら一緒に行動することになったフランソワとブリュノは次第にお互いの友情を認識し合っていく。そしてそれを証明するためにフランソワはブリュノにある行動を持ちかける…。
映画中心に残る、感慨深い数々の言葉が出てきます。
「真の友情とは見返りを求めないこと」
「陽気さが幸せを呼ぶ」
「感じよさ 笑顔 そして誠実さ」
深い意味を持ったこれらの言葉に彩られたこの作品は、コメディだけれども真剣に、そして人間関係が希薄になってきたこの時代にメッセージを投げかける素晴らしい作品。それと同時に、何歳になっても人生はやり直しができると感じさせてくれる、心温まる映画でした。