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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシの小児甲状腺癌は、60倍に増加した,
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レビュー対象商品: ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学) (単行本)
チェルノブイリ原発事故(1986年4月26日)から、19年の時が流れた。この原発事故によって放出された放射能の総量は、それ以前に、地球上で行はれた全ての核実験が大気中に放出した放射能の総量とほぼ一致すると言ふ報道が有る。(その3分の1と言ふ主張も有るが、いずれにしても、大変な量の放射能が放出された事には変はりが無い。)その放射能は、世界中に拡散したが、中でも、高濃度の汚染にさらされたのは、当然の事ながら、チェルノブイリに最も近いベラルーシやウクライナの汚染地域であった。この結果、ベラルーシでは、広い地域が放射能で汚染され、その結果、そうした放射能汚染による医学的被害が、今も、拡大しつつある。この本に依れば、例えば、ベラルーシの子供(0~15歳未満)たちの間では、事故後10年間の甲状腺癌の患者数が、何と60倍(!)にまで増えたと言ふ。(本書10ページ)原発事故と言ふ物が、いかに大きな惨禍をもたらすかをこの数字は、物語って居る。--この本は、そのベラルーシで、小児の甲状腺癌の治療に身を捧げた外科医、菅谷昭(すげたにあきら)氏の回想である。本文の大部分は、菅谷医師が治療したベラルーシの子供達の素顔の紹介に割かれているが、それを読むと、この悲惨な状況の中でも、ベラルーシの子供達が、強く、希望を持って生きて居る事に驚き、感動せずには居られない。素晴らしい本である。この本を全ての人にお薦めする。(西岡昌紀・内科医/チェルノブイリ原発事故から19年目の日に)
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間,
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レビュー対象商品: ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学) (単行本)
5月r日にNHKの「プロジェクトX」で取り上げられた甲状腺専門医の著書。ベラルーシという全くの異国に単身飛び込んだ著者が、旧ソ連崩壊後の経済困難、治安の悪さ、縦割り行政の弊害などを乗り越えながら、チェルノブイリ原発事故の影響で甲状腺がんになった子どもたちの治療にあたっていく様子を描いている。実際にむこうの人たちと生活を送った人だけが書ける内容で、面白かった。難しい問題だが、分かりやすく書けている。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
あの事故の犠牲者のごく一部を垣間見ることができる,
By ウパ吉 (八王子市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学) (単行本)
東野圭吾の「天空の蜂」を読み、原発のことも少しは知っておこうと手に取りました。小中学生向けに書かれたようですが、あの事件について拙い知識しかない私には、冒頭に簡潔にまとめられたあの事件の経緯だけでも十分勉強になりました。本書では、専門医の著者が多くの甲状腺癌の子どもを執刀した体験に多くのページが割かれており、あの事故の犠牲者のごく一部を垣間見ることができます。甲状腺の癌は男性より女性が罹患しやすく、放射線被害は大人より子どもに重大なダメージを与えるという事実もはじめて知りました。表紙は、タンポポが咲く美しい野原ですが、ここも人が住めないほど汚染された地域の写真だそうで、臭いも味もしない放射線物質の被害の恐怖を物語っています。
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