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ぼくたちはきっとすごい大人になる
 
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ぼくたちはきっとすごい大人になる [単行本(ソフトカバー)]

有吉玉青
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

子供には、“本当のこと”が見えている。小学生のころ、冷静に、鋭くまわりを見ていたことを覚えていますか。大人になってかすんでしまった世界の色彩が鮮やかによみがえる6編の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

有吉 玉青
1963年東京都生まれ。’90年、母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 256ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/1/21)
  • ISBN-10: 4334926517
  • ISBN-13: 978-4334926519
  • 発売日: 2009/1/21
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 さりげなく、好ましい, 2009/3/10
By 
お尻ぷりぷり (カリフォルニア州) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ぼくたちはきっとすごい大人になる (単行本(ソフトカバー))
 小学生の子供たちを主人公にした小編からなりたつ短編集。子供の視点からみた大人や子供同士の社会など、すっかり忘れ去ってしまった「子供感覚」を久しぶりに思い起こしました。といっても現在45歳の有吉さんが書いているので、子供の視点にはおよそ子供らしくないような、成熟した大人の視点も入り混じっています。
 会社への通勤の往復1時間半で読み終えることができ、肩のこらない短編集でした。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 重い課題を子供の視点から切り取った作品群, 2010/9/29
By 
親カッパ (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ぼくたちはきっとすごい大人になる (単行本(ソフトカバー))
主人公を子供に設定した小作品6編

作者の有''玉青は、私は初めて読む作者なのですが、有''佐和子の
息子さんらしく、母との生活を綴った作品「身がわり」で文学賞を
とっています。

この本の中で扱っている6編とも子供の視線でかかれたもので
イン・ザ・ベイスメント:ちょっと気になる男の子の家の地下室
 (ベイスメント)に行きそれから大きく意識が変わる様を描いた作品
悪い友だち:あまりにも正しく好きになれない優等生と、クラスで
 唯一反逆している友人との間で心の動く様を描いた作品
一心同体:きれいすぎて近寄りがたかった友人と少しずつ
 本音で語り合う中になってゆく様を描いた作品
(ト音記号)シュルッセル:変声期前の音楽嫌いの男の子が
 練習の結果、きれいなソプラノの声を披露する話、そして
 その成果が、声変わりにより汚れていくと感じた様を綴った作品
ママンの恋人:きれいな母、それに対して汚い父と感じる思春期の
 女の子のわたしが、母が亡くなることにより汚いと思っていた
 父の母への深い愛情、そして特別な「おじさん」への失望を描いた作品
ぼくたちはきっとすごい大人になる:存在感のうすい友人の死に
 よって、生きる意味というのを認識し、正月の初日の出の際の
 風景からこれまでの「大人」とぼくたちが考える「大人」の
 考えを綴った作品

母や友人の死、不良、障碍者と重たい課題を扱いながら
軽妙に話しが展開してゆく様は、筆力のすばらしさを感じます。
また、このような大きな課題を小学生が突きつけられたときの
反応をうまく表現できているなぁと思うことしきりです。

 小学生高学年を主人公にすえているので、読みやすいのですが
決して、薄っぺらではなく、読んだ後に考えさせられる小作品
6編です。また、どの作品も子供ならではの前向きで、素直な
雰囲気を漂わせているため、読後感も気持ちがいいものがあります。

明るくも本質的な内容を扱っているこの作品群は、ライトノベルのような
娯楽性にはさすがに欠けますが、現在の作品らしいアプローチと
そして、子供が本来持っているであろう優しさを感じられる
よい短編ではないかと感じました。 おすすめです。
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