【「オタクの男子高校生が、ふとした事情から頑張って恋愛に取り組んでみる」というお話】(あとがきより)
全篇を通して、物語の進むテンポが良く、内容も充実している。
ヒロインの魅力も十分で、単純に『萌え』を求めるつもりで読んでも、それなりに満足できると思う。
それに関しては、イラスト担当のlxyさんがいい仕事をしている。
だらだらとした表現がなく読み易い文章の上に、ライトノベルらしい小ネタも満載に盛り込まれているので、
気軽に読む事が出来て、素直に楽しめる作品です。
しかし、だからと言って、安直な物語などでは決してなく、中盤以降は特にハラハラドキドキかつ予想外の展開の連続で、ページをめくる手が止まらなくなるのは事実。
さらに、終盤にある“お約束”のどんでん返しは、意外性はそこそこだが、十分に衝撃的なものだと思う。しかも、その「どんでん返し」は、1つではないのだ。
とにかく、面白いか面白くないかと問われれば、間違いなく「おもしろい」。絶賛するわけではないし、全力で人に推薦したいと思うような作品ではないが、
文庫裏の紹介文(Amazonの場合は「商品の説明」の項)を読んで、物語の内容に少しでも興味を持ったなら、読んでみる事をお勧めする。