中森明菜の大ファンであるぼくは、この本を知ったとき中森明菜を取り上げた理由を知りたかった。
それで、即、amazonで購入した。35年間の音楽プロデューサー、DJ、ライターとして活躍された経験を
持つ岩田さんが友好のあった歌手の中からまず15人を選び、その素顔とエピソードを丁寧に、愛情を
もって書いている。内容も他からは知り得ないことばかりだ。
中森明菜を岩田さんは「千手観音」だと書いている。千の手を持ち、慈悲深く、安産の神と呼ばれる
千手観音。中森明菜はあらゆる可能性と、それに対応できる幅広いジャンルを超えた歌唱力を持って
いるという一節に、ぼくは大いに同感した。
それだけでなく、岩田さんは現在の音楽シーンについて深い洞察をされていて、音楽を語る人たちに
とっては必読書だと思う。特に、中森明菜のファンにとっては、彼女に関する本が少ないので、
ぜひ、読んで欲しいとも思う。他の14人の歌手のファンにとっても同じではないだろうか。
第2巻も期待したい。つぎに誰を取り上げるのかも興味深い。