「おじいちゃんのごくらくごくらく」でも、ちょぴり難しいテーマを取り上げていて、今までとは少し違うなと、思っていたのですが、今回の作品は、また一段と難しいテーマに取り組んでいるな。しかもそれを見事に「長谷川義史」流にまとめ上げているな。と感じました。
「ぼく」がラーメンをたべているときからしばらくは、ページをめくる度に「となり」の風景が映し出されて、とても明るい楽しい雰囲気を醸し出しています。
ところが、「となり」が「となりのとなり」になり「となりのまち」「となりのくに」に移っていくと、小さな子供たちの生活に、何やら暗い影が見え始め…、砂漠の国では一人の子どもが倒れています。
このページは、ものすごい衝撃でした。
一見、長谷川さんの絵本は、絵文字も大きく、文字も少ないので、小さな子ども向けに思われがちですが、この絵本のこのページに関しては、小学校の高学年以上くらいにならないと、「だから、なに?」で、終わってしまうかもしれないです。
聞いた話では、この絵本は小学校低学年の推薦図書になるらしいのですが、低学年の子供たちにこの部分がどう、受け止められるか、少し不安を覚えます。