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5つ星のうち 4.0
阪神大震災後の神戸で書店と、本に対する人々の思いを調査しています。,
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レビュー対象商品: ほんわか! 本についてわからないこと、ねほりはほり! (MF文庫ダ・ヴィンチ) (文庫)
阪神大震災1年後の神戸の書店の状況や、人々の本に対する思いを調査した章が、興味深かった。震災後は本を読む気が起こらなかった、本を読む集中力がなくなった、本は役に立たなかったという声がある反面、本に癒された、日常を取り戻させてくれた、本を読む間は震災を忘れられたという声もあり、それぞれなるほどと思った。何とかして書店をオープンさせようとする店主の努力も取材していた。ライフラインや交通などの生活の基盤が整った状態で初めて人は本の世界に入っていける。 非常時には本など役に立たないのに、営業を再開した書店が歓迎されたのは、本や書店が役に立たない面を持つからだという。 なくてもいい無駄なものにこそ人を引き付ける力があるのだと。 書店は雑多な人間が時と場所を共にする「欠かせないものじゃないけどなかったらたまらなくさびしい場所」 神戸が復興する日、それは巨大なビルが完成する日ではなく、役立たずの場所が、ごく日常的にオープンし、ごく当たり前に利用される日ではないかと北尾氏は述べている。(1996年1月) そのほか、本にまつわる謎や疑問を調査するのに、時にばかばかしくて誰もそこまで やりそうにないことをあえてするところが、すごいと思った。
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