ローザは陽気な母さんと、自分の誕生日プレゼント「ほんとにほんとにほしいもの」を買いに出かけますが、どれもこれもピンと来なくて、途方に暮れてしまいます……。
貧しい女三人家族が、必死に働く母さんのためにバラ柄のソファを買う『かあさんのいす』の続編。この話では女の子がローザ、つまりバラという名だと判明します。部屋には小物も増え、生活も少しは楽になっているのでしょう。
それが「ぜったいにほんとにほしいかどうか」真剣に自問し続けるローザの姿が感動的。苦労して貯めたお金だから、労働の重みや日々の長さがわかっているから妥協できない。そして、見つけたのは意外なもの。それはローザの未来を開いていくもの……。
決められなくて泣きだすローザを包みこむ母さんの優しさが素敵。お金、家族、未来、本当に好きな物……。たくさんの大切なことを教えてくれる素晴らしいお話です。