前作も読んだが、やはり危機管理という一種の安全保障の分野の「プロ」の眼というものの一端を垣間見た思い。
肩書きだけではない。(自分はその頃まだ生まれていないが)実際に安田講堂やあさま山荘事件の陣頭指揮に立ち、三原山噴火の際の避難計画を遂行した方の「現場」からのノウハウは簡単に得られるものではない。こうしたことの一端でも書籍として世に知らしめて下さった佐々氏に感謝申し上げたい。
この度のあの不幸なる東日本大震災における菅政権の無力さ・東電の危機意識の無さと対応のまずさについては今更言うまでもないが、本当にこんな政権の時にこんな大災害・人災が起きるとは…。
ただ、もう起こってしまったことを今あれこれ言うのではなく、これ以上の被害を何としても食い止め、痛い教訓として今後に繋げなければ何もならない。そうでなければ亡くなられた方や被災者・今もなお前線で戦っている自衛隊や警察・そして東電の現場に申し訳が立たない。