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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「運命」を描いた映画、素晴らしい!,
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レビュー対象商品: ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版 [DVD] (DVD)
感動しました。ジャクリーヌ・デュ・プレと彼女の姉ヒラリーの物語です。天才音楽家に生まれた妹と才能を与えられなかった姉が辿る運命です。エルガーのチェロ協奏曲がテーマ音楽として使用されています。(事実、彼女が最も好んだ曲です)二人は最も親しい友人として、姉妹として永遠に続くと考えていました。ヒラリーはフルートをジャッキーはチェロを習っていました。彼女たちの母親が音楽家でした。先にヒラリーの才能が開花します。嫉妬したジャッキーは、ただひたすら練習をしコンテストに優勝し才能を認められます。その瞬間、両親の愛情が妹に向かうのをヒラリーは実感するのです。ヒラリーも王立音楽アカデミーに通うほどなのですが妹には歯が立ちません。この映画は、3つの物語で構成されています。ジャッキーとヒラリー。ヒラリー。そしてジャッキー。二人の間に隙間がない頃。そして二人は別の時間を過ごしてゆくのですが、ヒラリーの視点とジャッキーの視点を別々に見せて、二人が辿ってゆく運命を描き出すことに成功しています。ジャッキーは、自分の才能は他人に愛されているが、自分を愛してくれていないことを感じています。唯一姉のヒラリーを慕いつづけるのですが、愛憎が入り混じるのです。二人が元の関係を取り戻すのは、ジャッキーが死を迎える時だったのです。ジャッキーの死はイギリスでニュースになりました。それをラジオで聞きながら涙が止まらないヒラリー。思わず貰い泣きしてしまいました。
18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
姉妹だからこその関係,
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レビュー対象商品: ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版 [DVD] (DVD)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(ジャッキー)とその姉ヒラリーの関係に焦点を当てている映画です。邦題では「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」となっていますが、原題は「ヒラリーとジャッキー」です。この原題の方がこの映画の趣旨にあってるし、正確にこの作品を表現していると思います。ジャッキーとヒラリーは非常に仲の良い姉妹なのですが、あるときを境に二人の間に嫉妬、妬みが渦巻くようになってしまいます。それは、2人がお互いにかけがえのない存在として愛しているからであって「単純に憎らしい」といった感情とは違います。その点を注意して観る必要があると思います。ジャッキーはチェリストとしての才能に恵まれ、周囲の人間から見たら、なんて幸せで恵まれている人なんだろうと思われています。しかし、ジャッキーは平凡で暖かい家庭を持つことが夢であり、チェリストとしてヨーロッパ中を演奏旅行する中で、家族と離れて生活することが彼女にとって大きな負担となっていきます。とはいえ、彼女にとってチェロは人生の一部であり、当然愛すべきものだったろうと思います。二つの夢の狭間で苦しむことになったこが、彼女にとって不幸だったのではないでしょうか。この映画は悲劇として観るべきではないと思います。悲劇ではなく、ジャッキーとその姉ヒラリーがどのように関係し合い,お互いの存在をどのように考えたのか。嫉妬と苦悩の果てに何をみたのか。そこに焦点を絞り、セリフの裏に隠されたほんとうの感情や意味を探りながら観てください。好き嫌いが分かれる作品かと思いますが、僕にとっては大好きな映画です。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
彼女の人生と才能は不幸の上に完成された,
By ニックの神風 (埼玉) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版 [DVD] (DVD)
まず、凡才な姉と天才な妹というありがちな設定と言い捨てられる映画ではありません。ほぼ実話であることは勿論ですが、名声を手にした世界的チェリストがまさかこのような壮絶な人生を歩んだとはにわかには信じられない、とても衝撃的な話です。 特に印象的だったのは、海外公園で通訳の人に「私はチェリストになんかなりたくなかった」ともらしたその本音。結局それは誰にも伝わることがなかったわけですが、そんな想いを抱えて彼女がその最高のチェロ奏者の才能に翻弄され、人生のほとんどを狂わされて生きたかと思うと言葉もありません。 まさにそれこそこの作品の本質です。この映画は、微細な点でいえばまるきり事実と同じというわけにはいかないですが、それでもまさに「ほんとうのジャクリーヌ」を浮き彫りにした映画といえるでしょう。 それでもなおのこと悲しいのは彼女の奏でるチェロの音が美しく聴こえてしまうこと。オーケストラではなく、彼女の不幸な人生を背景にしてさえやはり儚くも美しいのです。また彼女がチェロを弾く時の映像感覚、色彩感覚も見事で、彼女の悲愴が一層伝わってきます。 「ただジャクリーヌの真実の姿を知ってほしい」 そういう、原作者や、この映画の監督の想いが如実に現れてる痛切な映画です。 音楽に興味のある方は勿論、やはりそれ以外の方々にもこの映画を観てジャクリーヌという人物を知ってほしい、そう思える映画でした。
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