両親の離婚、その後愛する母の突然の死、婚約者にも去られ、
絶望の淵に追いやられ、自殺未遂を起すジェニファー。
そんな孫の心の痛みを、残り少ない自分の命をかけ、孫娘に
生きる喜びを伝えようとする祖母ギャビー。
ナチスによるユダヤ人迫害の経験を経て生き残ったギャビーの
語る、生き抜いてゆくことの辛さ、どんな状況の中にも必ず
ある人々の優しさ・・・。
失う恐怖を必死に訴えるジェニファーと、一瞬の失望に負けては
いけないと教えるギャビー。痛みを感じることも、生きている
ことの証だと語る祖母の言葉に、涙が溢れます。
幸せとは、何なのか。
『人生そのものが、贈り物』だと、当たり前のような日常に
ただ深く感謝せずにはいられない、かけがえのない1冊に
なりました。