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ほら吹き茂平
 
 

ほら吹き茂平 [単行本]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

深川の茂平は大工の棟梁を引いて隠居の身。生来の仕事好きには、ひまでひまで仕方ない。そんな茂平、いつの頃からか「ほら吹き茂平」と呼ばれるようになっていた。別に人を騙そうとは思っていない。世間話のついでに、ちょっとお愛想のつもりで言った話がしばしば近所の女房たちを、ときには世話好き女房のお春までをも驚かす。その日は、一向に嫁がない娘を連れて相談にきた母親に、いつもの悪戯ごころが頭をもたげてきて…。(「ほら吹き茂平」より)。やっかいな癖、おかしな癖、はた迷惑な癖…いろんな癖をもった人がいるけれどうれしいときには一緒に笑い、悲しいときには一緒に涙する。江戸の人情を鮮やかに描いた時代傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇江佐 真理
北海道函館市生まれ。1995年、「幻の声」で第七十五回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第二十一回吉川英治文学新人賞を、翌01年に『余寒の雪』で第七回中山義秀文学賞を受賞。以後、江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 242ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2010/8/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396633432
  • ISBN-13: 978-4396633431
  • 発売日: 2010/8/31
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 149,168位 (本のベストセラーを見る)
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By White Spirit トップ50レビュアー
形式:単行本
私も皆さんと同意見です。
表題含めた6作品の中で2作目の【千寿庵つれづれ】と
5作目の【妻恋村から】は同主人公のシリーズ作品です。
主人公・浮風は正式な尼僧としての資格はないがその人柄の良さと
今でいう霊能力でたくさんの生者死者たちから慕われています。
成仏できない死者たちにあわれみを感じましたが
最後は死者たちも浮風に諭されて納得成仏するのでホッとします。
不思議で楽しいお話しでした。

最終作【律儀な男】はなんともやりきれない悲しさを感じました。
現代の都会にはなくなってしまった正に義理と人情のお話です。
胸が詰まりました。

全体を通して素敵な作品集です。
宇江佐ファンのみならず時代小説初心者の方でも楽しめると思います。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
大好きな宇江佐真理さんの新刊

江戸を舞台の短編集です。
「千寿庵つれづれ」と「妻恋村から」は、これでシリーズ化できそうな、
しみじみとした良いお話でした。

「律儀な男」は、中でも一番の、心に残る作品。
なんとなく藤沢周平を彷彿とするものを感じました。

宇江佐ファンの期待を裏切らない、一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
大工の棟梁だった茂平は、今や隠居の身。暇をもてあまして気味の毎日だ。そんな茂平を人は
「ほら吹き茂平」と呼ぶ。さて、茂平はどんなほらを吹くのか?表題作「ほら吹き茂平」を含む
6編を収録。

嘘をつくのは良くない。茂平にもそれは分かっているはずなのに、ついほらを吹く。けれど、
それは人を困らせたり怒らせたりするものではない。ちょっとした人の揉め事を丸く収めてしまう
ほらなのだ。癖というより、茂平の持つ才能なのではないだろうか。人は、「ほら吹き茂平」と
非難めいて呼ぶのではないのだ。むしろ親しみを込めてそう呼んでいる。読み手にもそのことは
しっかりと伝わってくる。思わず微笑んでしまうような話だった。この作品の中の6編は、ほのぼのと
した話、ぞくっとする話、皇女和宮の謎にまつわる話など、バラエティーに富んでいる。人生と
いうものについても、あらためて考えさせてくれた。なかなか味わいのある作品だと思う。
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