2007投資本ランキング2位の『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント』
などで有名な北村慶氏の新作。
同氏は、金融機関で働くプロでありながら、週末作家として、手数料の安い(=金融機関に
とって儲からない)商品を活用した長期投資(インベストメント)を推奨し続けている。
ただし、従来の著作では、外国株について具体的にどのように投資すべきか、
また、先進国とエマージング国の株式の投資割合などが、イマイチ不明瞭だった。
本書では、日本から簡単な手続きで買える海外ETF銘柄を具体的に紹介しながら、
これらの点を踏まえた、外国株式への具体的な投資法を開陳している。
個人投資家の立場に立った著者の姿勢と、豊富な実務経験に裏打ちされた論理構成、
読みやすい文体、理解を助ける豊富な図表は、相変わらずであり、安心して読める。
同氏には叱られるかもしれないが、世界的に株式相場が崩れつつある現在(あるいは、
今後数年間)が、小額で投資を開始し、時間分散と、空間分散のメリットを享受できる
絶好のタイミングなのかもしれないと、思った。