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ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)
 
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ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫) [文庫]

糸井 重里 , 重松 清
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   いまやホームページの熱心な読者の間で「ほぼ日」を知らない人はもぐりと呼ばれるご時世…になったのかどうか。同サイトは、1日で35万以上のアクセスを数えるという超人気サイト。1998年のホームページ開設以来、各界の著名人、クリエイター、読者らを執筆陣に集め、独自の編集方針で魅力的なコンテンツづくりに努めてきた。本書は、その誕生の舞台裏と成長の軌跡を、主宰者である糸井重里自身がつづったものである。

   発端は、バブル崩壊による仕事をめぐる状況の変化にともなう、糸井のいきづまりにあったという。それは1990年からの広告の総体的な地位の低下や、クリエイターの価値が金で買い叩かれるといった状況、さらに、これまで豊かだと思えたことが実は貧しいと気づくにいたる、自身の価値観の転倒といった問題である。後の「ほぼ日」の理念になる「クリエイティブがイニシアティブを持って仕事のできる場をつくりたい」という思いは、こうした要因が重なり合って形成されたという。

   そこからホームページを立ち上げ運営していく道のりには、多くのユニークなアイデアがつまっている。たとえば、万人に間口を広げたサイトのネーミング、主宰側のイニシアティブを強めた運営の規範づくり、紙メディアとのジョイント、消費者と生産者を直結させたノベルティ販売など。糸井の巧みなコピーで示されるこれらの理念やアイデアは、ネットビジネスやコミュニティの新たなイメージを膨らませてくれるだろう。また、徒手空拳で「場」を切り開いていく糸井の姿に、良き起業家精神を読み取ることもできるはずだ。

 「ほぼ日」は大きな成長を遂げた。が、糸井はそれを「成功」とか「新たなビジネスモデル」として解釈することを拒否する。意味や結果やお金のことが先にあるのではなく、やっている過程がとにかく楽しいのだという価値観を問題にするのだ。そんな「生き方」を実現するしくみがインターネットにはあると、本書は示唆している。(棚上 勉) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

1日100万アクセスの超人気ホームページ『ほぼ日』誕生と成長のドラマ。
新章を書き下ろし!
49歳の誕生日に初めて買ったMacからすべては始まった。小さな自前のメディア『ほぼ日刊イトイ新聞』は、ベストセラーを生み、イベントを成功させ、「すぐそこにある幸せ」を伝える、1日100万アクセスの超人気HPになった。新しい「仕事」のかたちを探る『ほぼ日』の、試行錯誤と成長のドラマ。新章を加筆!
●どうしてこんなことをはじめたのか?
●クリエイターの「まかないめし」を提供してもらおう
●実力以下に評価されているものを拾い出す
●「いま仕事が流行っている」
●独自のバリューをつくり続ける
●『ほぼ日』は伸び伸びしているか
●オリジナルTシャツに涙する
●『ほぼ日』幼年期の終わり
●理想の組織を見つけたい
●すべてはコンテンツなのだ、という考え方

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062749017
  • ISBN-13: 978-4062749015
  • 発売日: 2004/10/15
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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85 人中、83人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 湧き出る泉, 2001/6/6
 某新聞に感想文を出したら、68歳のメール投稿者は始まって以来と書かれた。  この歳になってパソコンにはまるのは奇異なのだろうか。定年で退職してから、いろいろやってみたが、これほどまでに心を捕らえられたものはない。  だがインターネットには飽きてきた。尋ねるホームページは画一的だったり、いつのまにかなくなったりしている。だが

 そのとき出遭った“ほぼ日”は違っていた。おしつけがましさがなく、読後にさわやかな風が吹き抜けていく。  孤独なとき、気持ちが萎えたとき“ほぼ日”を開く。そして元気を回復する。  このサイトを教えてくれたのは、「ほぼ日刊イトイ新聞の本」だった。

 土曜オアシスに出演した糸井重里さんをみて、誠実な人柄に共感した。ホームページを開いてみた。  だが会員になって新聞を配信してもらおうと思ったのは、この本を読んでからだった。  このきびしい競争社会で、まだこんなにもきまじめに、人間に働きかける本があるのだ。人がいるのだ。ネットがはられているのだ。

 いま、私の生きる喜びになっていると言ったら大袈裟だろうか。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 肩肘張らない,でも追求はやめない姿勢が心に残ります。, 2006/2/4
レビュー対象商品: ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫) (文庫)
 本書は2001年に出版された同名書の文庫版です。文庫化に際し、「第八章 その後の『ほぼ日』」が追加されました。文庫化前の本も読んでいましたが、改めて、糸井氏の考えに触れることができ、『ほぼ日』編集部のその後の様子が窺い知れて、温かい気持ちになりました。糸井氏の肩肘張らない、大上段に構えずに語ってくれる「考えたこと」は聞く方も素直に受け取ることができます。司馬遼太郎氏の描く坂本竜馬が「議論に負けても人は意見を変えない。だから、議論はするだけ無駄だ」といっていましたが、糸井氏のスタンスもそれに通じるものがあります。自分の意見に人が従う必要はないけれど、自分は自分の意見に従ってあれこれやっていくよ、という姿勢が感じられます。

 いくつか、ハッとさせられた点を挙げましょう。

 「なにかがガラッと変わるときというのは、いろんな関係なさそうな要素が、複雑にからみあって、ちょっぴりずつ流れをつくっていくもんなんだと、ぼくは思っている(P.16)」・・・だから、糸井氏は自分がインターネットを始めた理由を簡単に説明できないで、説明のためにこの本を書いてしまったわけです。この気持ちはすごくよく分かります。私も、会社を辞めて、専攻も変えて、大学院にいる理由をやはり簡単には説明できません(表向きの説明はありますが・・・)。

 「みんなが同じように考えるわけでもないし、世の中の大きな流れになっていないけれど魅力的な考え方もあるものだ。そういう小さくて見過ごされそうな、しかもチャーミングな考え方は、プロフェッショナルを自称している人間にはだんだん見えにくくなっていくものなのだ(P.18)」・・・多分、まだプロではない新社会人には見えたりしますが、そういう人々には「早くプロになれ!」というプレッシャーがかかります。光るものが見えなくなると、その仕事に精通しているとはいえ楽しいものではなくなってきます。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「ほぼ日」の誕生と成功の舞台裏+α, 2005/7/3
By 
竹の梯子 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫) (文庫)
糸井重里が49歳にしてパソコンを購入し、インターネットの世界とメールの面白さを知るところから話は遡って語られている。新しい何かが産声をあげる、その舞台裏の話というのは読んでいて滅法面白い。書評誌「本の雑誌」の誕生秘話、その黎明期が綴られた本も数冊読んだけれど、その時のワクワク感を本書も味わわせてくれた。さらにこの本は単なる舞台裏以上のモノも含まれている。これからの企業のありかたについて。働くことについて。組織論など。職種は違えど、いろんな社会人の明日を明るくするためのヒントがたくさんあると思う。「明日はアタシの風が吹く」だ。読了後、ますます「ほぼ日」が愛しくなることだろう。ダーリンはすごい!
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