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ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート
 
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ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート [単行本]

星 新一 , 新井 素子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

全世界で、あるいは全宇宙で永遠に読み継がれるべきマスターピース集。これ1冊で、星新一作品世界のすべてがわかる。星チルドレンの旗手・新井素子が選ぶショートショートの最高傑作54。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

星 新一
1926年東京生まれ。東京大学農学部卒業。68年『妄想銀行』で第21回日本推理作家協会賞受賞。ショートショートの第一人者として1001本を超える作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 582ページ
  • 出版社: 角川書店 (2007/12)
  • ISBN-10: 4048738305
  • ISBN-13: 978-4048738309
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 7.6 x 6.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 186,474位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 中学生のころ愛読した星新一を今回30年ぶりに再読した。あのころの自分にすぅーっと戻ったような不思議な感覚。30年も前の文学作品を読めば、普通は、その時代背景、悪く言えば古臭さをどうしても客観的に捉えてしまうものだけど(それが面白くて読む場合が多いわけだけど)、星新一の場合、読後感が当時のまま、のような気がするのだ。これは作者の「時事風俗は書かない、固有名詞は書かない、性や殺人は描写しない、などの自己規制」によるものだとは思うけど、普遍性ってのとはちょっと違う気がする。時代を超えて生き続ける「古典」っていうのとは違って、冷凍人間とかタイムトラベルといったSF的なメタファーがしっくりくる、つまり、過去のものが過去と認識することなしに現在に再現される、といったような奇妙な読後感。
 それと関係するのかもしれないけど、SFがいま流行らないのって、もう未来に希望が持てない、現在の延長線上以外の未来ってものを想像出来ないからだよね。星新一のころって、シニカルではあっても、未来(SF)が寓話に成りえた時代であってさ。今は生臭い現実の延長線上にしか未来は想定出来なくって。星新一を新しいものとして読めてしまう現在って実は不幸なのかもしれない。あの1970年代でSF(未来)が実は終わってしまったのかもしれないと思えてしまう現在を生きる僕たちを、星新一が今生きていたらどう描くだろうか。
 しかし、星新一の作品は、レトリックはゼロで(ゼロというレトリックという言い方も出来るけど)、徹底してプロットってのがすごくて、それが反文学としてのSFだったわけだけど、未来も文学もあの時代で一旦終わっちゃったのかなぁって気がする。個々には「証人」のように、その後ビデオが普及した今では成立しないプロットもあるけど、「流行の鞄」なんて、恩田陸の「ドミノ」を思わせる。クールな作風は今の時代と親和性があるのかもな。
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