内容(「キネマ旬報社」データベースより)
デビュー作『美術館の隣の動物園』で注目を浴びたイ・ソンジュ主演の異色コメディ。郊外にあるペット禁止のマンションで、連続小犬失踪事件が発生。そんな事件を巡り、さまざまな個性のキャラクターたちが、奇妙な日常を創り出す新感覚の韓国映画。
内容(「Oricon」データベースより)
ボン・ジュノ監督の処女作。閑静なマンション団地で仔犬の連続失踪事件が起こる。個性豊かなキャラクター達のジャンルに納まらない新感覚の作品。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
犬を飼う人、殺す人、食べる人、捜す人。巨大な集合住宅を舞台に“犬”を巡って巻き起こるちょっぴりシニカルなドタバタ劇。主人公の大学講師の立場が、犬を殺す人から飼う人、捜す人へと変化していく多分に戯画的なドラマ展開を中心に、気まぐれな善意・突然芽生える悪意などさまざまな感情や関係性が錯綜する市井の人々の姿を、小気味よくスタイリッシュに活写する。そこには絶対的な善人も悪人もいない。ただ“生の営み”があるのみ、というわけだ。そして、クルミや車のサイドミラーなど小道具、ジャズやアニメ『フランダースの犬』のテーマなど音楽の使い方。後頭部のショットや走る姿などイメージの反復。マンガ的なコマ割り、ズーム、スローモーション。スリリングな編集術。精緻かつ巧妙な演出技術が、リアル感を補強する。『殺人の追憶』の高い完成度がフロックでないことが、この長編デビュー作を観れば納得できる。ただ愛犬家には、少々酷かもね。 (山縣真矢) --- 2004年07月号