ほうとうひろし(2003年まで「龐統ひろし」名義を使用。現在はひらがな表記)
グラフィックデザイナー兼企画編集者。1961年、東京・板橋生まれ。日大芸術学部美術学科卒。
1984年、株式会社ジャックポットが企画した〈メキシコ産の山椒魚・アホロートルに「ウーパールーパー」の登録商標を付けてキャラクター化するプロジェクト〉に、当初イラストレーターとして参画し、のちに企画全体のディレクターに。同社では引き続きオリジナル・キャラクター「スリッピー・ダンディ」を創案。コミックス原作、TVアニメの脚本、フィギュアの製造、グラフィックのデザインなどを兼任。
1988年、男性誌『デラべっぴん』(英知出版)のために「オナマイド」という、ヌード写真による紙工作企画を創案し、10年に渡り連載。自ら再編集した同名の単行本ムックを英知出版より4冊発表。1990年より、雑誌『ART WORKS』、『S.M.H.』(ホビージャパン)、『G20』(アスペクト)などに立体作品を発表し、〈造形作家〉を志向した時期もある。
『S.M.H.』では造形作品発表と並行して誌面構成とデザインを担当するなかで、さまざまな特集も企画。国内外の美術作家を同誌に積極的に紹介し、美術界や工芸界と模型界のボーダレス化を模索。同時期、映画評論家・清水節と共同でフィギュア誌『クールトイズ』(ワニブックス)に「成田亨の造形芸術」を連載。成田が創作したウルトラマンやウルトラ怪獣の彫像などを芸術作品という視点から考察する。
2001年、『アカツカNo.1 赤塚不二夫の爆笑狂時代』(イーストプレス)を企画編集し、赤塚の〈メディア・アクティビスト〉的な側面と、個性的な担当編集者たちにスポットを当てる。続けて2002年、『赤塚不二夫DVD漫画大全集』(小学館)のために付録絵本と年譜を企画制作。
1998年以降、ライター・おおこしたかのぶとの共同活動を開始。共編に『オタコン64』(おおこしたかのぶ・町野変丸/共著・アスペクト)、『ちびっこ広告図案帳』、『ちびっこ広告図案帳70's』(ともにオークラ出版)などがある。『ちびっこ広告〜』シリーズは、2009年に『昭和ちびっこ広告手帳』シリーズ(青幻舎)として再編集され文庫化。
2005年には夭折した写真家・青山静男の遺した膨大な数の80年代少女写真を『少女たちの日々へ―青山静男写真集』(飛鳥新社)2冊に編纂。
いままで顧みられることのなかった過去の広告やデザイン、写真、記事などをリサーチし、丁寧な修復を経て書籍化することをライフワークとしている。