怪異を引き寄せやすい高校を舞台に、美術部の少年と妖怪少女その他有志の協力者達が放課後に行う妖怪退治を描いた学園妖怪対処ラブコメ第三弾。
今回は学校を離れ、温泉旅館を舞台にした怪異に挑むところから始まります。場所が変われば人も変わり、イベントの幅も広がる。旅館の怪異は案外簡単に解決しますが、メインはむしろその後でした。今明かされる温泉秘話。そしてそれすらも伏線としてラストへつながっていく。これまでと比べて構成がしっかりしていて面白いと思いました。
もちろん本作の魅力の一つである個性溢れる脇役達は、今回も大活躍。犬神使いの委員長や天狗の同級生等の戦闘要員もさることながら、非戦闘員である生徒会の面々もいい味出してます。もちろん忘れてはならないのが影の主役とも言える妖怪博士の先輩。終盤における水戸黄門ばりの活躍(?)にはしびれました。
そして憎い演出だと思ったのが、これまでずっと沈黙を続けていたかの大妖怪の語られぬラストバトル。たった数行での面目躍如には感服しました。
巻を追う毎に筆者の成長を感じさせる「ほうかご」。次が楽しみです。