角川文庫で、
200万部を突破(2012.5現在)する『きまぐれロボット』。
その文庫版増強5編と、
それを追い、ミリオンセラーに輝く
『ちぐはぐな部品』から14編を抜粋し、
新・名作の愛蔵版シリーズに加わったのが、
この『へんな怪獣』(19編)です。
全ての漢字へのルビ充てと、
全編に和田誠さんの挿し絵付きと云う条件は、
『きまぐれロボット』と同じです。
この『ちぐはぐな部品』
売れ行きと作品の質が直結しており、
まだ星新一さんの作品に遭遇していない方に薦めれば、
たちどころに星作品の虜に成ってしまう程、
贅沢で面白く優秀な作品集です。
そして、この『へんな怪獣』
特に、10歳以下の児童の読者への配慮の施しが見て取れます。
厳選された14編は、
幼い子供が初めて絵本を手に取る時のように、
他の書物を未読でも楽しめる作品ばかり。
編集者が優秀なのか、作品配列にも問題はありません。
児童が、面白く楽しく読め、
読書へのきっかけを作る、
名作集に成っていると思います。
新・名作の愛蔵版
『きまぐれロボット』(31編)
『へんな怪獣』(19編)
2冊併せて、児童へのプレゼントに最適ですよ。