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群雄割拠、下剋上の戦国時代。
立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。
織田信長の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。
天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。
生か死か、武か数奇か。それが問題だ!!
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28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
確かに共感できる,
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レビュー対象商品: へうげもの(1) (モーニングKC (1487)) (コミック)
戦国時代舞台のマンガは下手をすると「ありがち」な戦乱モノになるが、これはなかなか目の付け所が面白い。妻や子のため、そして自分のため、立身出世を目指しひたすら「武の道」をひた走るか、あるいは、おのれの欲望に忠実に茶の湯と物欲に身を任せて「趣味の道」を邁進するか、その間で揺れ動く主人公、古田佐介(織部)。ある意味「オタク」の原点とも言える人物だが、彼の場合は仕事もかなり出来るというのが最大の悩みどころであろう。家庭を持って自分の時間がなくなったと嘆く人は多いが、古田ほど気合の入った「数奇者」が果たして現在それ程いるだろうか?悩みもあるが、やればできる、そんなところに共感出来る作品。史実的には定説・逆説・珍説・新説が織り交ぜられていて今後の展開も楽しみである。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
物欲か?出世か?,
By AURON "FinalFantasy" (Japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: へうげもの(1) (モーニングKC (1487)) (コミック)
茶器と大名、清廉と俗物と、またアートとその価値とをといかける日本史マンガ。茶の湯という文化には価値がある。茶器にも、茶道にも価値がある。 文と武と、さらにはやりモンまでを、古田織部という一芸にもニ芸にも秀でた武士の視点からとらえる。 天才信長、知謀家秀吉、策略家家康たちとの関わりから、進むべき道に目を開く。 悩みはそれぞれの欲のあいだをさまよい、定まらない。 現代に生きる私たちも、同じかもしれない。 それぞれを精一杯に極めようとする、古田織部の生き様が、また現代的。 これを読んだら、何か大きな問いが心に残る、戦国時代マンガ。 参考になる。だが易々としては、まねられない数寄者の物語。
72 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界一読みたい日本史,
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レビュー対象商品: へうげもの(1) (モーニングKC (1487)) (コミック)
漫画の歴史が重なれば、あらゆる手法が出尽くし、新しいと感じるものは少なくなってくる。 しかし、この一冊には久々にやられた。 歴史物というと、取っ付きにくいと感じる人もいるかもしれないが、 著者は既存の歴史漫画のイメージを見事に覆した。 土を練って全く新しい茶碗を創り上げるかのように、 このテーマで、全く新しい漫画世界を創り上げた。 大胆な構成、読者の想像を超えるセリフ、一癖も二癖もあるキャラ。 そして、デフォルメの効いた生き生きとした表情が、さらに読者を惹き付ける。 特に、主人公・左介の、「顔芸」とも言うべき多彩な表情の数々は、 それだけで笑いを誘い、時に無言で心情を語る。 「緊張感」と「アホ」のバランスが見事で、漫画の力を存分に見せつけられる。 また、装丁から各話のタイトルまで、 遊び心とこだわりが感じられて、見ていて気持ちがいい。 歴史の授業中、資料集の美術工芸品に見とれていた人にはぜひ読んでほしい。 そして、歴史に興味が無いという人にも、おすすめしたい一冊だ。
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